清水灯台
清水灯台(しみずとうだい)は、静岡県静岡市清水区にある三保半島の東端に立つ、白亜の小型灯台で、水平断面が八角形をしている[1]。日本で最初の鉄筋コンクリート造灯台である[2]。歴史的文化財的価値が高く、国の重要文化財に指定されるとともに、Aランクの保存灯台となっており[1]、現在も建設当時の姿をそのまま残す。周辺は、世界文化遺産富士山の構成資産「三保松原(みほのまつばら)」、国指定名勝「三保松原(みほのまつばら)」、日本平・三保松原県立自然公園の景勝地となっており、真崎や内浜の海水浴場ほど近く[2]、その松原の中に佇立している。一般には三保灯台(みほとうだい)と呼ばれることが多いが、海上保安庁による正式名称は「清水灯台」である。
清水灯台 | |
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航路標識番号 [国際標識番号] | 2473 [M6248] |
位置 | 北緯35度00分38秒 東経138度31分50秒 / 北緯35.01056度 東経138.53056度座標: 北緯35度00分38秒 東経138度31分50秒 / 北緯35.01056度 東経138.53056度 |
所在地 | 静岡県静岡市清水区三保 |
塗色・構造 | 白色 塔形 コンクリート造 |
レンズ | 第6等フレネル式 |
灯質 | 群閃白光 毎20秒に2閃光 |
実効光度 | 50,000 cd |
光達距離 | 14海里(約26km) |
明弧 | 175度から17度まで |
塔高 | 17.73 m (地上 - 塔頂) |
灯火標高 | 21.00 m (平均海面 - 灯火) |
初点灯 | 1912年(明治45年)3月1日 |
管轄 |
海上保安庁 第三管区海上保安本部 清水海上保安部 |
歴史
編集1912年(明治45年)3月1日に設置、初点灯された[3]日本で最初の鉄筋コンクリート造灯台である[2]。清水港は、古来から重要な港で、そこに出入りする船の航行安全のために灯台が必要だった。
1994年(平成6年)4月から無人化される[4]。清水灯台の風見鶏は、最後の灯台守の娘による羽衣の天女のデザインとなっている[4]。
2009年(平成21年)2月6日に日本国近代化産業遺産に認定[4][5]。2010年(平成22年) 土木学会により平成22年度選奨土木遺産に選出[4][5][6]。2013年(平成25年)静岡市地域景観資源に指定された[5]。
交通
編集周辺情報
編集脚注
編集- ^ a b “清水灯台 | 静岡・浜松・伊豆情報局”. shizuoka-hamamatsu-izu.com. 一般社団法人プレスマンユニオン (2020年7月20日). 2022年1月2日閲覧。
- ^ a b c “日本初の鉄筋コンクリート製灯台「清水灯台」”. 静岡県. 2024年12月5日閲覧。
- ^ 明治45年逓信省告示第113号(『官報』第8591号、明治45年2月12日、pp.209-210.)
- ^ a b c d “清水灯台点灯100周年記念事業特集ページ : 清水灯台アラカルト(歴史・位置・・天女・諸元)”. www.kaiho.mlit.go.jp. 海上保安庁. 2022年1月2日閲覧。
- ^ a b c d “静岡県/訪れてよし、しずおか/航海の道標(みちしるべ) 清水灯台(静岡市清水区三保)/県民だより2013年10月号”. www.pref.shizuoka.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “土木学会 平成22年度度選奨土木遺産 清水灯台”. www.jsce.or.jp. 2019年5月19日閲覧。
- ^ 令和4年9月20日文部科学省告示第120号。