消防防災庁

大韓民国のかつての行政機関

消防防災庁(しょうぼうぼうさいちょう、NEMA、National Emergency Management Agency、대한민국 소방방재청)は、かつて大韓民国に存在した安全自治部の外庁であり、日本消防庁に相当する。

消防防災庁
各種表記
ハングル 소방방재청
漢字 消防防災廳
発音 ソバンバンジェチョン
英語表記: National Emergency Management Agency (NEMA)
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沿革

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2004年6月1日に、旧・行政自治部民防衛災難統制本部を格上げする形で設立された

2014年4月16日に起きたセウォル号沈没事故を機に、海洋警察庁と共に解体した。再編後は国民安全処として国務総理直属となり、傘下には次官級本部に編入した[1]

2017年7月25日に国民安全処が廃止され、2017年7月26日に行政安全部(行政自治部を改称)の外庁として消防庁が設置された。

役割

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各種災難から国民の生命と財産を保護し、社会安全網を構築する為の事務を遂行する。

組織

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幹部

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下部組織

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所属機関

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  • 中央消防学校 : 消防学校忠清南道天安市に置かれ、消防職員の教育訓練を行っている。
  • 中央民防衛防災教育院 : 消防研修所及び研究所。中央消防学校と同じ天安市に置かれ、防災専門担当者の教育や防災政策・技術の研究を行っている。
  • 中央119救助本部 : 大型・特殊災難事故の救助、現場指揮や支援などを目的に1995年12月に発足した機関。京畿道南楊州市に訓練施設が置かれている。ヘリコプター、車両などを有し、仁川国際空港とソウル市を結ぶ高速道路のパトロール任務にも携わっている。

関連項目

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参考文献

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脚注

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  1. ^ “韓国、海洋警察・防災庁を解体…「国民安全処」傘下に”. 中央日報. (2014年11月1日). https://japanese.joins.com/JArticle/192148 

外部リンク

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