海辺の金魚
『海辺の金魚』(うみべのきんぎょ)は、2021年6月25日公開の日本映画。監督は本作が長編映画初監督となる小川紗良[1]、主演は小川未祐[2][3]。第22回全州国際映画祭インターナショナルコンペティション部門正式招待作品[4]。
海辺の金魚 | |
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監督 | 小川紗良 |
脚本 | 小川紗良 |
製作 | 小出大樹 |
出演者 |
小川未祐 花田琉愛 芹澤興人 福崎那由他 山田キヌヲ |
音楽 | 渡邊崇 |
撮影 | 山崎裕 |
編集 | 小川紗良 |
製作会社 | 東映ビデオ |
配給 | 東映ビデオ |
公開 | 2021年6月25日 |
上映時間 | 76分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作
編集本作は小川にとって初めての長編映画監督作品となるが、早稲田大学在学中、是枝裕和に師事している小川はこれまでに自主製作映画を3作品製作・映画祭において入選を果たしており[3]、タイトルを「海辺の金魚」とした理由についてこう述べている。
金魚は海では生きられません。観賞魚として退化したからです。それでも、私はもう一度海に連れ出したいと思ったのです。映画の主人公が、私が、そしてあなたが、自分自身の人生を歩みだせるようにと祈りを込めて。 — 小川紗良、映画『海辺の金魚』公式サイト[5]
公開に先立ち、2021年6月10日に小川が執筆した同名タイトルの表題作を含む4作品が収録された連作短編集が発売された[6]。
あらすじ
編集母が起こした事件の影響により、幼い頃から児童養護施設で過ごしてきた花。そこに自分と同じ境遇を持つ8歳の少女・晴海が入所してくる。年齢は違えども同じ境遇の中で生きている同士のおかげで2人は少しずつ心を開いていく。しかし、18歳の花がこの施設で過ごせるのも今年の夏が最後となり、施設の子供たちか母親とともに過ごすかの選択を迫られることになる。
キャスト
編集スタッフ
編集主題歌
編集- 「あ、そ、か」(Sony Music Artists Inc.)[7]
- 作詞・作曲・歌:橋本絵莉子
ノベライズ版
編集脚注
編集- ^ “小川紗良監督「奇跡的な力でできた」商業映画デビュー作「海辺の金魚」”. 日刊スポーツ (2021年6月25日). 2021年6月25日閲覧。
- ^ a b c d e "小川紗良監督作『海辺の金魚』6月25日公開決定 川島小鳥撮影のティザービジュアルも". Real Sound. blueprint. 3 March 2021. 2021年4月23日閲覧。
- ^ a b c d e f "小川紗良長編初監督作『海辺の金魚』ティザーヴィジュアル解禁". クランクイン!. 3 March 2021. 2021年4月23日閲覧。
- ^ "『海辺の金魚』全州国際映画祭インターナショナルコンペティション部門に正式招待". Real Sound. blueprint. 6 April 2021. 2021年4月23日閲覧。
- ^ 映画『海辺の金魚』#STAFF
- ^ 映画『海辺の金魚』公式Twitter(2021年4月22日 16:30)
- ^ "小川紗良の監督作「海辺の金魚」予告公開、橋本絵莉子が主題歌を提供". 映画ナタリー. ナターシャ. 22 April 2021. 2021年4月22日閲覧。
- ^ a b “海辺の金魚|一般書”. ポプラ社. 2021年4月23日閲覧。
外部リンク
編集- 映画『海辺の金魚』公式サイト
- 映画『海辺の金魚』公式 (@UmibeKingyo) - X(旧Twitter)