海後勝雄
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海後 勝雄(かいご かつお、1905年3月11日 - 1972年11月1日)は、日本の教育学者。埼玉大学名誉教授。国民精神総動員中央連盟で活動した。茨城県出身。
来歴
編集旧制熊谷中学、旧制長狭中学に勤めた[1]。その後、(旧制)東京文理科大学(現・筑波大学)卒。1948年、コア・カリキュラム連盟(のち日本生活教育連盟)の結成に参加。和光学園校長。1952年、埼玉大学教授。1966年、定年退官、名誉教授。1966年2月から1968年10月まで福島大学学長。
著書
編集単著
編集- 『教育に於ける日本的性格』成美堂 1936
- 『教育技術論』賢文館 1939
- 『東亜民族教育論』朝倉書店 1942
- 『明日の社会科』社会科教育研究社 1948
- 『教育技術の理論』誠文堂新光社 1948 教育新書
- 『カリキュラム研究の方法論』誠文堂新光社 1949 カリキュラム・シリーズ
- 『教育課程概論』朝倉書店 1950
- 『教育社会学の構想』金子書房 1950
- 『現代教育課程論』誠文堂新光社 1950
- 『学習原論』明治図書出版 1951
- 『教育者』金子書房 1951 教育文庫
- 『道徳教育の前進』黎明書房 1951
- 『初等教育原理』誠文堂新光社 1952 教職教養シリーズ
- 『生活教育の新段階』七星閣 1952
- 『教育科学入門 社会科学としての教育学』東洋館出版社 1955
- 『新しい日本の道徳教育』誠文堂新光社 1957
- 『進介先生教育百話』黎明書房 1958
- 『教育哲学入門 教育科学の哲学』東洋館出版社 1960
- 『教科と人間形成』明治図書出版 1960 現代教育全書
- 『秀才をつくる,英才教育学』展望社 1963
- 『海後勝雄教育著作選集』日本図書センター 1978
共著
編集親族
編集祖父は桜田門外の変に参加した「十八士」の一人である海後磋磯之介(宗親)。兄の宗臣も教育学者(教育史家)で東京大学名誉教授・日本教育学会会長。
系譜
編集→「海後宗臣 § 系譜」を参照
関連項目
編集- 日本青年教師団
- 国民精神総動員委員会
- 国民精神総動員中央連盟指導者錬成所
脚注
編集参考文献
編集- 川津貴司、「日本青年教師団と海後勝雄 : 戦時下の教員運動におけるナショナリズムと主体性」 『近代教育フォーラム』 2008年 17巻 p.191-204, doi:10.20552/hets.17.0_191、教育思想史学会