海岸 (東京都港区)

東京都港区の町名
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海岸(かいがん)は、東京都港区町名。現行行政地名は海岸一丁目から海岸三丁目。住居表示実施済み区域である。郵便番号は一〜二丁目が105-0022(銀座局管区)[3]、三丁目が108-0022(高輪局管区)[4]

海岸
竹芝客船ターミナル
竹芝客船ターミナル
海岸の位置(東京都区部内)
海岸
海岸
海岸の位置
北緯35度39分9.54秒 東経139度45分43.75秒 / 北緯35.6526500度 東経139.7621528度 / 35.6526500; 139.7621528
日本の旗 日本
都道府県 東京都
特別区 港区
地区 芝地区(一丁目)
芝浦港南地区(二〜三丁目)
面積
 • 合計 1.13 km2
人口
2019年(令和元年)8月1日現在)[2]
 • 合計 6,444人
 • 密度 5,700人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
105-0022(一〜二丁目)[3]
108-0022(三丁目)[4]
市外局番 03[5]
ナンバープレート 品川
※座標は竹芝桟橋付近[6]

概要

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東京都港区東部の東京湾に面した沿岸に位置する。海岸一丁目は地区総合支所管内、海岸二・三丁目は芝浦港南地区総合支所管内に属している。

町域の大部分が「隅田川口改良工事」第1期の埋立2号地、第2期の埋立1号地、第3期の埋立1・2号地および「東京港修築工事」の埋立8号地に当たり、四方を運河や海に囲まれる。町域の北は運河を挟んで中央区浜離宮庭園に接し、北西の一部は東新橋汐留)に接する。西は浜松町および芝浦に、南は港南に接する。東は東京港に面し、対岸は中央区豊海町および晴海江東区豊洲港区台場である。町域の大部分を倉庫・企業の事業所・工場などが占めており住宅は少ないが、ゆりかもめが開通して以来、北側の一丁目にある竹芝駅周辺を中心にホテル商業施設が立ち並ぶようになった。

歴史

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現在の海岸の町域は、海岸一丁目を除いて以前はほとんどが東京湾の浅瀬であった。

  • 1678年延宝6年) - 老中大久保忠朝が芝金杉の地(現在の海岸一丁目)を拝領し、屋敷を構える。幕末までの間に、この屋敷の周辺に藩邸・御鷹場・鉄砲訓練場が置かれた。
  • 1868年明治元年) - 東京府の成立に伴い東京府の所属となる。
  • 1872年(明治5年) - 芝浜崎町が成立し、また屋敷は有栖川宮邸となる。
  • 1876年(明治9年) - 有栖川宮邸が芝離宮となる。
  • 1878年(明治11年) - 芝区成立に伴い、東京府芝区芝浜崎町となる。
  • 1889年(明治22年)5月1日 - 東京市成立に伴い、東京市芝区芝浜崎町となる。
  • 明治末期 - 隅田川口改良工事が始まり、そのとき浚渫された土砂を使って海岸地区の埋め立てが開始される。
  • 1911年(明治44年)5月1日 - 町名より「芝」の冠称が除去され、芝区浜崎町となる。
  • 1913年大正2年)7月 - 隅田川口改良工事によって出来た芝浦海岸埋立地に日出町が起立される。以後、周辺に竹芝町・芝浦町などが次々と起立される。
  • 1917年(大正6年)5月 - 現在の日の出桟橋付近の埋立地に設営された競技場で第3回極東選手権競技大会が開催される[7]
  • 1930年昭和5年)8月1日 - 芝浦駅が開業する。
  • 1936年(昭和11年) - 芝浦海岸埋立地一帯の町域統廃合が実施され、浜崎町・竹芝町に芝浜松町の一部などを統合して海岸通一丁目が成立する。また、日出町が海岸通二丁目に、芝浦町一丁目が海岸通三丁目となる。
  • 1938年(昭和13年)3月1日 - 芝浦海岸埋立地に海岸通四丁目が起立される。
  • 1943年(昭和18年)4月1日 - 高浜町地先の埋立地に海岸通五丁目と海岸通六丁目が起立される。
  • 1947年(昭和22年) - 芝区が赤坂区麻布区と合併して新たに港区が成立。それに伴い、町名に「芝」の冠称がつき、東京都港区芝海岸通となる。
  • 1965年(昭和40年)3月1日 - 芝海岸通に住居表示が実施され、芝海岸通一丁目 - 芝海岸通四丁目に現在の海岸一丁目-海岸三丁目が成立する[8]。同時に芝海岸通五・芝海岸通六丁目はそれぞれ港南三丁目・港南四丁目となる[8]
  • 1985年(昭和60年)3月1日 - 芝浦駅が廃止となる[9]
  • 1993年平成5年)8月26日 - レインボーブリッジが開通する[10]
  • 1995年(平成7年)11月1日 - ゆりかもめが開業し、竹芝駅、日の出駅芝浦ふ頭駅が開業する[11]

町名の変遷

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実施後 実施年月日 実施前(各町ともその全域)
海岸一丁目 1965年3月1日 芝海岸通一丁目
海岸二丁目 芝海岸通二丁目
海岸三丁目 芝海岸通三丁目、芝海岸通四丁目

世帯数と人口

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2019年(令和元年)8月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

丁目 世帯数 人口
海岸一丁目 1,162世帯 1,870人
海岸二丁目 525世帯 919人
海岸三丁目 2,499世帯 3,655人
4,186世帯 6,444人

小・中学校の学区

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区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[12]

丁目 番地 小学校 中学校
海岸一丁目 全域 港区立御成門小学校 港区立御成門中学校
海岸二丁目 全域 港区立芝小学校 港区立三田中学校
海岸三丁目 全域 港区立芝浦小学校 港区立港南中学校

交通

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竹芝駅

鉄道

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道路

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施設

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海岸一丁目

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海岸二丁目

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海岸三丁目

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ギャラリー

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脚注

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  1. ^ 平成27年国勢調査による各総合支所管内別の町丁目別面積・昼夜人口等”. 港区 (2015年10月1日). 2019年9月8日閲覧。
  2. ^ a b 各月1日現在の各総合支所管内別の町丁目別人口・世帯数(平成14年~平成31年・令和元年)”. 港区 (2019年9月1日). 2019年9月8日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月30日閲覧。
  4. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月30日閲覧。
  5. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2018年1月7日閲覧。
  6. ^ Google Earthより
  7. ^ 日本バスケットボール振興会普及部「日本で初めて開催された国際競技大会―100年前の第3回極東選手権競技大会―」『バスケットボールプラザ vol.76 (PDF) 』日本バスケットボール振興会、2017年11月、pp.17 - 19
  8. ^ a b 1965年(昭和40年)6月15日自治省告示第91号「住居表示が実施された件」
  9. ^ 1985年(昭和60年)2月28日日本国有鉄道公示第155号「駅の廃止」
  10. ^ “レインボーブリッジ 来月26日に開通”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1993年7月30日) 
  11. ^ 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 30号 モノレール・新交通システム・鋼索鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年10月16日、23頁。 
  12. ^ 港区立小・中学校通学区域一覧表”. 港区 (2015年4月1日). 2019年9月8日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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