浅間 茂(あさま しげる、1950年 - )は、日本生物学者、元高校教諭。新潟県出身。環境生物の関係研究を主とし、その中でクモを専門に研究している。

浅間 茂
生誕 1950年????
日本の旗 日本 新潟県
居住 日本の旗 日本
研究分野 生物学
研究機関 千葉県立千葉高等学校
プロジェクト:人物伝
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来歴

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新潟県加茂川流域に生まれ、幼少時代はや山中で1日を過ごすなど自然溢れる環境で育った。大学卒業後に一般企業に就職した後、数年して生物学への好奇心から教師に転身した。1989年に初めてボルネオ島を訪れて以来、生物の多様性に魅せられ、夏休みや年末年始を利用して66回以上訪問している[1]。蜘蛛が専門だが、鳥や植物など研究対象は幅広い。手賀沼の生態についても長年調査している[2]。自然観察大学や千葉県生物学会などでは長の補佐役を務め、高校教諭を退職後も活躍の場は広い。生態系の保護を目的とするビオトープ池の設置を推進している。

著書

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  • 中安均、浅間茂『ボルネオ島キナバル山の鳥』文一総合出版〈海外バードウォッチング〉、1996年。ISBN 4-8299-3037-3 
  • 浅間茂・石井規雄・松本嘉幸『校庭のクモ・ダニ・アブラムシ』全国農村教育協会〈野外観察ハンドブック〉、2001年。ISBN 4-88137-084-7 
  • 浅間茂、中安均『校庭の生き物ウォッチング』全国農村教育協会〈野外観察ハンドブック〉、2003年。ISBN 4-88137-105-3 
  • 浅間茂『フィールドガイドボルネオ野生動物 : オランウータンの森の紳士録』講談社〈ブルーバックス〉、2005年。ISBN 4-06-257498-5 

脚注

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  1. ^ 日本経済新聞、2005年6月9日版
  2. ^ 『手賀沼の生態学』浅間茂著、『手賀沼の生態学 2016』浅間茂・林紀男著

関連項目

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