泣くな! 十円
『泣くな! 十円』(なくな!じゅうえん)は、つのだじろうによる日本の漫画作品。1971年から1973年まで『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)に連載。
概要
編集銭湯「聖徳湯」の次男、聖徳十円(しょうとく じゅうえん)は小学生。クラス一番のあわて者で、親からは成績が悪いのを叱り飛ばされ、ガキ大将からはいじめられるが、根は善良で勇敢な性格である。周囲の誤解に苦しみつつも、かわいい妹のために立派な兄になろうと奮闘する顛末を描く。
登場人物
編集物語の舞台
編集『家出をしたらの巻』には十円の自宅近辺の駅として町田駅が登場するが、『学級委員の巻』には十円の通学する学校の校門に「墨東区立下町小学校」と記してあり、物語の舞台がどこなのかは不明である。
その他
編集つのだの『恐怖新聞』青の頁第8話「北極点の謎」の冒頭では主人公の鬼形礼が担任教師と共に聖徳湯で入浴し、十円とその父がゲスト出演している(『恐怖新聞』第2巻、p.133-135。秋田書店、1997年)。
単行本
編集- つのだじろう『泣くな!十円』 1巻、秋田書店〈少年チャンピオンコミックス〉、1972年8月10日。ISBN 978-4-253-03048-9。 - 絶版
- つのだじろう『泣くな!十円』 2巻、秋田書店〈少年チャンピオンコミックス〉、1972年8月25日。ISBN 978-4-253-03049-6。 - 絶版