泣き虫しょったんの奇跡
『泣き虫しょったんの奇跡』(なきむししょったんのきせき)は、将棋棋士・瀬川晶司の自伝[1]、及びその映像化作品である。サブタイトルは『サラリーマンから将棋のプロへ』。
泣き虫しょったんの奇跡 | ||
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著者 | 瀬川晶司 | |
発行日 | 2006年4月 | |
発行元 | 講談社 | |
ジャンル | 自伝 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 上製本 | |
ページ数 | 285 | |
コード |
9784062133296 9784062765824(文庫本) | |
ウィキポータル 文学 | ||
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全国中学生選抜将棋選手権大会で優勝して奨励会入りしたが、年齢制限で退会し、大学を経てサラリーマンになって安定を得たものの、アマ強豪としてプロ公式戦に参加して7割を超える勝率を挙げ、多くの人々の支援を得て日本将棋連盟を動かし、規定に存在しないプロ編入試験を実現し、合格するまでの瀬川の前半生を記している。
映画
編集泣き虫しょったんの奇跡 | |
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監督 | 豊田利晃 |
脚本 | 豊田利晃 |
原作 | 瀬川晶司 |
製作 |
森恭一(企画・プロデュース) 大瀧亮 行実良 平部隆明 |
製作総指揮 |
青木竹彦 岡本東郎 |
出演者 |
松田龍平 野田洋次郎 永山絢斗 染谷将太 渋川清彦 駒木根隆介 新井浩文 早乙女太一 妻夫木聡 上白石萌音 石橋静河 板尾創路 藤原竜也 大西信満 奥野瑛太 遠藤雄弥 山本亨 桂三度 三浦誠己 渡辺哲 松たか子 美保純 イッセー尾形 小林薫 國村隼 |
音楽 | 照井利幸 |
撮影 | 笠松則通 |
編集 | 村上雅樹 |
制作会社 |
ホリプロ エフ・プロジェクト |
製作会社 | 「泣き虫しょったんの奇跡」製作委員会 |
配給 | 東京テアトル |
公開 | 2018年9月7日 |
上映時間 | 127分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 1.2億円[2] |
2018年9月7日公開。監督は映画『王手』(阪本順治監督)の脚本で映画界デビューし、新進棋士奨励会に所属していた豊田利晃。主演は豊田作品に多く出演している松田龍平。音楽はBLANKEY JET CITYの元ベーシスト、照井利幸。本作には多くの棋士・女流棋士が出演した。瀬川を除く登場人物は、モデルが存在しても変名になっているが[3]、元になった人物の多くは別の役[4]やエキストラとして出演している。
また劇中で瀬川の愛称は「しょったん」とされているが、実際には「セガショー」と呼ばれることが多かった(原作も同タイトルだが、書籍内で愛称は一貫して「セガショー」である)。
8月24日から開催される第42回モントリオール世界映画祭のフォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に正式出品[5]。
キャスト
編集- 瀬川晶司 - 松田龍平(中学時代:窪塚愛流[6])
- 鈴木悠野 - 野田洋次郎(幼少期:田中奏生 中学時代:後藤奏佑人)
- 新藤和正 - 永山絢斗
- 村田康平 - 染谷将太
- 山川孝 - 渋川清彦
- 畑中良一 - 駒木根隆介
- 清又勝 - 新井浩文
- 加東大介 - 早乙女太一
- 冬野渡 - 妻夫木聡
- 真理子 - 上白石萌音
- 南咲子 - 石橋静河
- 山口 - 板尾創路
- 見知らぬ男性 - 藤原竜也
- 瀬川靖司 - 大西信満
- 池田学 - 奥野瑛太
- 山中徹 - 遠藤雄弥
- 中堅棋士 - 山本亨
- 関西棋士 - 桂三度
- 新條 - 三浦誠己
- 安田師匠 - 渡辺哲
- サラリーマン - 内藤正記
- 神田宏充六段 - 神吉宏充
- 大徳健二 - 久保利明九段
- 河野秀行五段 - 屋敷伸之九段
- 久島利明八段 - 豊川孝弘七段
- 佐山天彦三段 - 青嶋未来六段
- 中本広恵女流六段 - 谷口由紀女流二段
- 鹿島澤佳子 - 松たか子
- 瀬川千香子 - 美保純
- 工藤一男 - イッセー尾形
- 藤田守 - 小林薫
- 瀬川敏雄 - 國村隼
スタッフ
編集- 原作 - 瀬川晶司「泣き虫しょったんの奇跡」(講談社文庫刊)
- 監督・脚本 - 豊田利晃
- 音楽 - 照井利幸
- 製作 - 大村英治、瀬井哲也、太田和宏、吉野達也、坂本健、杉田成道、安部順一、宮崎伸夫、松田美由紀、鈴木律子、大関雅人、吉羽治
- エグゼクティブ・プロデューサー - 青木竹彦、岡本東郎
- 企画・プロデュース - 森恭一
- プロデューサー - 大瀧亮、行実良、平部隆明
- 撮影 - 笠松則通
- 照明 - 水野研一
- 録音 - 柿澤潔
- 美術 - 橋本創
- 衣装 - 宮本まさ江
- ヘアメイク - 小沼みどり
- 装飾 - 渡辺大智
- 編集 - 村上雅樹
- スクリプター - 長坂由起子
- VFXスーパーバイザー - 道木伸隆
- サウンドエフェクト - 北田雅也
- 助監督 - 佐和田惠
- 制作担当 - 中村哲也
- 音楽プロデューサー - 加納尚樹
- 宣伝プロデューサー - 丸山杏子、三上剛
- 特別協力 - 公益社団法人日本将棋連盟
- 宣伝協力 - ミラクルヴォイス、フラッグ、星貴子
- 配給・宣伝 - 東京テアトル
- 制作プロダクション - ホリプロ、エフ・プロジェクト
- 製作 - 「泣き虫しょったんの奇跡」製作委員会(WOWOW、VAP、東京テアトル、TBSラジオ、ローソンHMVエンタテイメント、日本映画専門チャンネル、読売新聞社、朝日新聞社、オフィス作、エフ・プロジェクト、BS日テレ、講談社)
出典
編集- ^ “【今週の注目記事】将棋の〝虎の穴〟奨励会退会経験持つ映画監督が描く棋士の世界、藤井七段の存在が後押し” (日本語). 産経新聞. (2018年9月2日). オリジナルの2018年9月4日時点におけるアーカイブ。 2018年9月22日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報』2019年3月下旬特別号 p.63
- ^ 名のみ登場の加藤一二三、谷川浩司、羽生善治、そして時代背景を語るために言及される麻原彰晃は、変名になっていない。
- ^ 神田宏充役の神吉宏充は、実質的に本人役である。
- ^ “松田龍平主演「泣き虫しょったんの奇跡」上白石萌音&石橋静河&板尾創路&藤原竜也らが参戦!”. 映画.com. (2018年7月1日) 2018年7月3日閲覧。
- ^ “窪塚洋介のイケメン息子、映画デビュー<泣き虫しょったんの奇跡>”. モデルプレス. (2018年7月2日) 2018年7月3日閲覧。
外部リンク
編集- 泣き虫しょったんの奇跡(映画公式サイト)
- 泣き虫しょったんの奇跡 (@ShottannMovie) - X(旧Twitter)
- 泣き虫しょったんの奇跡 (@shottann.movie) - Instagram