法輪寺 (名古屋市東区)
愛知県名古屋市にある寺院
法輪寺(ほうりんじ)は、愛知県名古屋市東区にある日蓮宗の寺院。山号は一乗山、本尊は木造法華経題目宝塔[2]。
法輪寺 | |
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所在地 | 愛知県名古屋市東区東桜二丁目16番16号[1] |
位置 | 北緯35度10分20.0秒 東経136度55分04.5秒 / 北緯35.172222度 東経136.917917度座標: 北緯35度10分20.0秒 東経136度55分04.5秒 / 北緯35.172222度 東経136.917917度 |
山号 | 一乗山[1] |
本尊 | 木造法華経題目宝塔 |
別称 | 赤門寺[1] |
法人番号 | 9180005001455 |
概要
編集創立年不詳[1]。連華院日芸により開山[1]。京都妙顕寺の末寺にあたる[3]。創立当初は青陽山妙国寺であり、所在地も尾張国清須であった[3]。
慶長15年(1610年)の名古屋開府に伴い、元和6年(1615年)に名古屋城下の東寺町が形成された小川町に移転[2][3]。承応3年(1654年)9月、住僧の日命が磔刑となり[2]、寺号を法輪坊に改めた。延宝7年(1679年)10月には法輪寺へと再び寺号を改めている[2][3]。山号が改められた時期はつまびらかでない[3]。
元禄10年(1697年)、年明けより本堂を着工、8月に落成した[2]。13世・本是院日宣が庫裏を再建、19世・遠寿院日量は妙見堂を建立するなど境内も整備されたが[2]、嘉永5年(1858年)11月に本堂より出火して妙見堂、鐘楼、山門を残して全焼、その後また再建されている[2][4]。
近代
編集明治時点では本堂・庫裏・玄関・鐘楼・妙見堂・山門などが残されており、鐘楼の鐘には天明元年(1781年)の銘が入っていたという[2]。1945年(昭和20年)の名古屋大空襲による被害は免れたものの、周囲の戦災復興区画整理事業の進展に伴い、本堂や書院等を移築している[3]。
脚注
編集参考文献
編集- 『名古屋市史 社寺編(大正4-5)』名古屋市、国立国会図書館デジタルコレクション、1915年7月10日、926-927頁 。
- 日蓮宗名古屋寺院名鑑編集委員会 編『日蓮宗名古* 屋寺院名鑑』日蓮宗名古屋宗務所、1981年10月13日。全国書誌番号:82026042。
- 『名古屋の史跡と文化財(新訂版)』名古屋市教育委員会編・発行、初版1990年3月31日、第3版1998年3月31日
関連項目
編集外部リンク
編集- ウィキメディア・コモンズには、法輪寺 (名古屋市東区)に関するカテゴリがあります。