法律扶助協会
財団法人法律扶助協会(ほうりつふじょきょうかい)とは、2007年3月末日に解散により消滅するまで存在した財団法人である。「法律上の扶助を要する者の権利を擁護し、もってその正義を確保することを目的」(寄附行為5条)として、日本弁護士連合会が1952年(昭和27年)に設立した。
本部を東京都千代田区霞が関1-1-3弁護士会館14階に置き、支部は各弁護士会に対応して全国各地に設置されていた(但し、東京には3つの弁護士会があるが法律扶助協会の支部は東京都支部1個であった)。日本司法支援センターの新設にともない、2006年10月に民事法律扶助事業を同所へ引き継ぎ、2006年度の事業終了をもって解散した。
事業
編集法律扶助協会の主な事業として、次のものがあった。
- 法律扶助事業(民事法律扶助) - 日本司法支援センターへ承継
- 法律相談事業
- 法律知識を必要とする市民の相談に応ずる。日本財団からも補助金を受けていた。独自の法律相談事業を行っている支部もあった。
- 刑事被疑者弁護援助
- 少年保護事件付添扶助
- 少年保護手続における付添人の紹介、報酬の立替をする。
- その他