泉ヶ丘プール
泉ヶ丘プール(いずみがおかプール)は、かつて大阪府堺市南区にあった、堺市営の屋外型プール。1972年開業[1]。堺市が公募、選定した民間業者により運営されていた[2]。毎シーズン12万人を超える来場者がある人気施設であったが[3]、開業より40年以上が経過し、施設の老朽化及び管理棟の耐震性が問題となり、2019年8月31日で48年間の営業を終了し、翌9月1日のさよならイベント[4]、9月22日の「落書きイベント」[5]をもって閉鎖となった[6]。 なお、さよならイベントでは通常の営業は行われず(入場無料)、50mプールでビッグローラー、流水プールで手漕ぎボートが用意されて入場者が自由に楽しむことができた。夜にはChor.Draftによる生演奏と、「キャンドルナイト」が行われ、ろうそくを入れたびんがプールサイドや流水プールで流され、多くの市民が訪れて別れを惜しんだ[7]。
当プールの敷地に2023年に近畿大学医学部および付属病院が開院予定であり[8]、それに伴って泉北高速鉄道栂・美木多駅に隣接する原山公園内へ「原山公園プール」が2020年9月1日に開業された[9][10]。
プール数
編集- 50メートルプール(1-1.2m)
- 流水プール(1-1.2m)
- ドーナツプール(0.7-0.9m)
- 幼児用プール(0.3m)
- スライダープール(0.3m)
- 滝プール(0.3m)
- 以上屋外プール6面
施設情報
編集- 開設期間:7月1日~9月第1日曜日(民間委託前は8月31日であった)(期間中は無休)。
- 所在地:〒590-0111 大阪府堺市南区三原台2丁9番
- 入場料
- 大人…510円(65歳以上は250円)
- 中学生…410円
- 小学生…200円
- 幼児...無料
営業詳細
編集- プール内入場開始が9:30より行われる。
- 毎時間の50分になると、ラジオ体操を兼ねた休憩がある。
- 入場は17:00まで。
- 遊泳終了が17:45で、18:00までに退場。
場内禁止事項
編集- 場内での土足
- 日傘、パラソル使用
- 120cmを超える大型遊泳具の使用
- 水鉄砲、ゴム製ボールの使用
- 50mプールでの浮き輪、ビーチボールの使用(ビート板、ヘルパーは除く)
- シュノーケル、大型ゴーグルの使用
- 飛び込みなどの他利用者の迷惑になる危険行為
- 刺青・タトゥー等が見える状態で入場、遊泳すること
- 場内の走行
- 場内での喫煙
- ビン、カン、アルコール類の持ち込み
- 場内でのアルコール飲料の飲酒
- スタッフの言うことを聞かないと退場
注意事項
編集- 場内で係員の指示に従わない場合、退場になる
- テントの設置場所が決められている
アトラクション
編集有料、一回500円で利用することができる、ビッグローラー(4人まで使用可能、5分間)が50mプール売店側にて行われている。
交通アクセス
編集脚注
編集- ^ まちのあゆみLivetown IZUMIGAOKA 泉北ニュータウン再生府市等連携協議会泉ヶ丘分室
- ^ 泉ヶ丘プール 選定結果堺市 2012年12月19日
- ^ 泉ヶ丘プール指定管理者評価表堺市 指定管理者の評価について 2015年12月
- ^ 泉ヶ丘プールさよならイベント
- ^ RE EDIT 【イベントのお知らせ】9/22 (日)ありがとう泉ヶ丘プール みんなで落書きイベント
- ^ 株式会社毎日放送(MBS). “約半世紀続いた堺のプール…最後の夏 地元に愛されつつも歴史に幕 | MBS 関西のニュース”. www.mbs.jp. 2019年9月2日閲覧。
- ^ 泉ケ丘プールさよならイベント(公式)
- ^ 泉ヶ丘駅前地域における近畿大学医学部等の設置に関する基本協定の締結について堺市 行政運営・計画・指針 2014年7月10日
- ^ 原山公園再整備基本計画(案)の策定について堺市 行政運営・計画・指針 2015年11月13日
- ^ 大阪府堺市「原山公園」9月1日リニューアルオープンのお知らせ フージャスホールディングス2020年8月31日付プレスリリース
外部リンク
編集- 泉ヶ丘プール公式WEBサイト - ウェイバックマシン(2020年1月8日アーカイブ分)