沼尻スキー場
福島県猪苗代町にあるスキー場
沼尻スキー場(ぬまじりスキーじょう)は、福島県耶麻郡猪苗代町に位置するスキー場である。 1915年(大正4年)12月に開場。東北地方では現存する最古のスキー場である[注 1]。
沼尻スキー場 | |
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所在地 |
〒969-2752 福島県耶麻郡猪苗代町大字蚕養字沼尻山甲2855-434 |
座標 | 北緯37度37分25秒 東経140度13分50秒 / 北緯37.62361度 東経140.23056度座標: 北緯37度37分25秒 東経140度13分50秒 / 北緯37.62361度 東経140.23056度 |
運営者 | 株式会社オーディエンスサービス (2019年時点) |
開業日 | 1915年(大正4年)12月 |
造設地形 | 安達太良山 |
標高 | 1,220 m - 850 m |
標高差 | 370 m |
最長滑走距離 | 2,500 m |
最大傾斜 | 30度 |
コース数 | 13本 |
コース面積 | ゲレンデ面積 33 ha |
索道数 | 6本 |
テレインパーク |
パイプ、キッカー、レール テーブル |
公式サイト | www.numajiri-ski.jp/ |
歴史
編集- 1915年(大正4年) 一本松ゲレンデ下部に隣接した当時の日本硫黄株式会社・沼尻鉱山従業員慰安のスキー大会が開催されたのが沼尻スキー場開設の基礎となる。
- 1920年(大正9年) 早稲田大学稲門スキー部が越後関温泉から沼尻温泉に本拠地と定め、沼尻スキー場を大々的に開発しスキー技術の向上と県内外は勿論地元青少年の技術指導にあたり、沼尻鉱山および沼尻鉄道の支援ならびに沼尻温泉・中ノ沢温泉の成長とともに繁栄した。
- 1924年(大正13年) 第2回福島県体スキー競技会が開催。以来福島県営スキー場として各種の大会が開催された。
- 1927年(昭和2年) 男坂ゲレンデに沼尻鉱山の電力を使用した捲揚機による15人乗りのソリにスキー客を乗せ、手旗信号をもって発進、降進の合図をして輸送を行う。また、下部の休憩小屋に夜間照明(鉱山坑内用深照灯)を設け、ナイトスキーを行った(日本におけるリフトおよびナイター各施設の先駆)。
- 1929年(昭和4年) ノルウェーからヘルセット中尉一行が複合競技、ジャンプ指導を行う。同年第1回全国中学校大会開催。
- 1930年(昭和5年)
- 第2回全国中学校大会開催。
- オーストリアのシュナイダーがジャンプを披露する。
- 1954年(昭和29年) 第1回福島県中学校大会開催。
- 1969年(昭和44年) 第1、第2リフトを改造。
- 1971年(昭和46年) 一本松ゲレンデ滑走コースの開拓10ヶ年計画を樹て整備に着手する。
- 1973年(昭和48年) 高松宮宣仁親王来場。
- 1978年(昭和53年) 第3リフト(300m)建設、第2食堂(30坪)新築。
- 1981年(昭和56年) 一本松ゲレンデ滑走コース10ヶ年計画終了。一本松ロマンスリフト(570m)建設。
- 1984年(昭和59年) 第2食堂64坪に増築、これを機に一本松レストハウスと改称。
- 1985年(昭和60年) 第1リフトをペアリフトに架け替え、及びナイター照明設備を設置。
- 1988年(昭和63年) 第5リフト、第6リフト建設および新コース造成。第1レストハウス新築。
- 1989年(平成元年) 第2リフトをペアリフトに架け替えする。
- 1990年(平成2年) 人工降雪機設備設置、水源地から貯水池までの導水管1,892m、貯水池容量2,000t、男坂・一本松配管延長1,400m。
- 1991年(平成3年) 人工降雪機設備増設、男坂および女坂配管延長218m。一本松山頂に第3レストハウス新築。
- 1992年(平成4年) 人工降雪機設備増設、一本松・ポプラコース配管延長438m。
- 1993年(平成5年) 圧雪車格納庫新築。
- 1998年(平成10年) 一本松ゲレンデ、新規拡張整備完了。
- 1999年(平成11年) 一本松クワッドリフト建設。
- 2009年(平成21年) 非鉄金属加工の株式会社川嶋(浜松市)がボナリ高原ゴルフクラブ・沼尻スキー場を取得[1]。
- 2013年(平成25年)株式会社マックアースが沼尻スキー場の運営会社オーディエンスサービスを川嶋から取得[1]。
- 2020年(令和2年)スキー場ブログに「4/1より新体制での運営となった」との記事がある。
キャッチコピー
編集- 1994年(平成6年) 「スキー物語、開演」
- 2000年(平成12年) 「Best Snow Holiday」
- 2001年(平成13年) 「とことん スノーホリデー」
- 2002年(平成14年) 「今年はここでキマリ!」
- 2003年(平成15年) 「ここで風になる。」
- 2004年(平成16年) 「夏より熱い冬が来る。」
- 2005年(平成17年) 「沼尻で遊んで。」
- 2006年(平成18年) 「ワクワクの冬。冬が楽しくなるところ・・・沼尻」
- 2007年(平成19年) 「ワクワク! ドキドキ! 楽しい沼尻!」
- 2008年(平成20年) 「楽しさいっぱい 今年も沼尻!」
- 2009年(平成21年) 「ここは、誰でも楽しめる雪原!!」
- 2010年(平成22年) 「GOOD!SNOW」
ゲレンデ
編集- 初級者コース
- ファミリーコース(900m)MAX15°AVE10°ファミリーも安心して滑れる。
- カラマツコース(1,200m)MAX12°AVE10°クロスコースを設置。
- アカマツコース(1,200m)MAX11°AVE9°林間コース。
- ポニーコース(240m)MAX30°AVE28°男・女坂と一本松のエリアを結ぶコース。
- 女坂ゲレンデ(380m)MAX17°AVE10°レッスンゲレンデとして最適。
- チビッコひろば そりも楽しめる。
- 中級者コース
- ポールチャレンジコース(850m)MAX22°AVE18°ポール練習が可能。
- からまつコース(800m)MAX22°AVE18°ウェーブ等、各アイテムを設置したコース。
- ポプラコース(660m)MAX20°AVE15°中級者・上級者向け。
- しらかばコース(1,300m)MAX22°AVE12°ロングクルージングが楽しめる。
- 男坂ゲレンデ(350m)MAX22°AVE16°グリーンラインから目立つゲレンデ。
- 上級者コース
- 一本松コース(900m)MAX25°AVE20°一本松のメインコース
- カモシカコース(500m)MAC30°AVE28°急斜面だが整備が行き届いている。
施設
編集- 索道
リフト名 | 種別 | 長さ | 高低差 | 輸送人員 | 運輸開始日 |
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沼尻第1ペアリフト | ペア | 300m | 52m | 1,200人/h | 昭和30年12月30日 |
沼尻第2リフト | ペア | 520m | 110m | 1,200人/h | 昭和35年12月20日 |
沼尻第5リフト | ペア | 910m | 101m | 1,200人/h | 昭和63年12月17日 |
沼尻第6リフト | ペア | 400m | 99m | 1,200人/h | 昭和35年12月17日 |
沼尻第7リフト | ペア | 230m | 17m | 900人/h | 平成7年12月15日 |
一本松クワッドリフト | クワッド | 900m | 150m | 2,400人/h | 平成11年12月24日 |
- レストハウス
内容 | おすすめメニュー | 収容人員 | |
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第1レストハウス | ショップ・トイレ・ロッカー・更衣室 | 会津名物ソースかつ重 | 194人 |
第2レストハウス | トイレ・ロッカー・更衣室 | 皿うどん | 152人 |
第3レストハウス | トイレ | - | 56人 |
第4レストハウス | カレーライス(辛口) | 102人 |
- 駐車場
- 2,000台 全日無料
アクセス
編集周辺
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b “マックアース、福島・沼尻スキー場の運営会社買収”. 日本経済新聞. (2013年1月21日) 2020年7月30日閲覧。