油谷夏まつり(ゆやなつまつり)は、山口県長門市の旧油谷町地区で開催される夏祭りの総称。

1971年に町の商工会と観光協会の共催で始まった。第1回は2000人の観衆が見守る中、5チームが盆踊りを披露、2000発の花火が上がった[1]

とくに2001年からは、油谷町商工会青年部が内容を一新させ、響炎祭(きょうえんさい)とのサブタイトルをつけて盛況になり、テレビ山口のローカル番組「ちぐまや本舗」⇒「週末ちぐまや家族」が取材に来るようになった。

前半は「吠えスティバル」、後半は「楊貴妃花火ファンタジー」となっている。 司会はフリーアナウンサーの大谷泰彦(ヤスベェ)と平山真紀子(マッキー)。

しかし新型コロナウイルス感染症 (2019年)による中止が続いたあと、2023年に実行委員会はまつりの終了を決めた[2]

内容

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吠えスティバル

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“吠える”と“フェスティバル”を合体させた造語。油谷町商工会青年部主催。毎年7月に旧油谷町内の小中学校(2005年度から日置地区も)とラポールゆやルネッサながと(中学生以上)で予選会を行い、8月に本選ということで、ステージの上で叫ぶ。叫ぶ内容は自由。声の大きさ (dB) がそのまま点数となる。小学生の部では、団体賞と個人賞がある。一般の部では男女それぞれ上位3名がステージ上に残る。そして決勝では何かの共通の言葉を叫ぶ(2005年、2006年はそれぞれ「ラスベガス」であった)。

個人優勝者への商品

楊貴妃花火ファンタジー

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花火とレーザーとスモーク、炎を使って幻想的な世界を作り出す花火大会。旧油谷町には楊貴妃にまつわる伝説があり、これで町おこしをしていた。

脚注

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  1. ^ 油谷町広報 昭和46年8月31日第109号 2面 新しい伝統創造の試み 盛大に夏まつり
  2. ^ https://nagato-ootsu.or.jp/info/2023-12-27-2/