沢駅
長野県上伊那郡箕輪町にある東海旅客鉄道の駅
沢駅(さわえき)は、長野県上伊那郡箕輪町大字中箕輪にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線の駅である。
沢駅 | |
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駅舎(2023年3月) | |
さわ Sawa | |
◄伊那松島 (2.6 km) (1.9 km) 羽場► | |
長野県上伊那郡箕輪町大字中箕輪500[1] | |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | ■飯田線 |
キロ程 | 189.7 km(豊橋起点) |
電報略号 | サワ[1] |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
352人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1923年(大正12年)3月16日[* 1][1] |
備考 |
駅員無配置駅 標高:702 m[1] |
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歴史
編集- 1909年(明治42年)12月28日:伊那電車軌道(1919年に伊那電気鉄道へ改称)松島(現・伊那松島) - 辰野(後の西町)間開業時に沢停留場として開設[2]。
- 1923年(大正12年)3月16日:伊那松島 - 辰野間が軌道から鉄道への移行に伴い新線に切り替えられ、旧線上の沢停留場廃止[2]。新線上に沢駅が開業[1]。一般駅。
- なお、旧線沢停留場と、新線沢駅は、別駅として扱われている。
- 1943年(昭和18年)8月1日:伊那電気鉄道線が飯田線の一部として国有化、鉄道省(後の日本国有鉄道)の駅となる[3]。
- 1971年(昭和46年)4月1日:貨物・荷物扱い廃止(旅客駅化)[3]。
- 1983年(昭和58年)2月24日:CTC化に伴い、無人駅化[4]。
- 1980年代(年月不明):ホーム延長(4両編成列車はホームより長く、一部車両のドアが開けられないために実施したが、同年に3両編成運行が開始された)。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる[5]。
- 1996年(平成8年)1月頃:駅舎解体、待合所新築。
- 2008年(平成20年)9月14日:下り線ホーム廃止、棒線駅化[1]。
駅構造
編集単式ホーム1面1線を有する地上駅。待合所は旧上り線側(東側)にあ[1]る。伊那市駅管理の無人駅である[1]。なお、2008年9月13日までは2面2線の交換可能駅であったが、下り線側が廃止された[1]。
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棒線化前のホーム(2005年11月)
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棒線化後のホーム(2023年3月)
利用状況
編集「長野県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。
駅周辺
編集周辺には住宅地帯が広がる。沢簡易郵便局が駅前にある。
バス路線
編集- 箕輪町「みのちゃんバス」(伊那バス委託)
- 東コース
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k l 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、183頁。ISBN 9784784071647。
- ^ a b 停車場変遷大事典、113頁
- ^ a b 停車場変遷大事典、111頁
- ^ “「通報」●飯田山吹駅ほか5駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 1. (1983年2月24日)
- ^ 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「飯田線・身延線・小海線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第3号、朝日新聞出版、2009年7月26日、17頁。
- ^ “平成28年(2016年)長野県統計書 - 13.運輸” (PDF). 長野県企画振興部情報政策課統計室. 2019年3月15日閲覧。
- ^ “平成29年(2017年)長野県統計書 - 13.運輸” (PDF). 長野県企画振興部情報政策課統計室. 2020年3月14日閲覧。
- ^ “平成30年(2018年)長野県統計書 - 13.運輸” (PDF). 長野県企画振興部情報政策課統計室. 2021年3月9日閲覧。
参考文献
編集- 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6。