沙坪ハ区
中国重慶市の市轄区
(沙坪垻区から転送)
沙坪垻区[1](さへいはく)は中華人民共和国重慶市に位置する市轄区。日中戦争の頃は沙磁区の名で呼ばれた。現在は重慶市街地の人口の密集する一角であり、重慶大学や西南政法大学・西南大学をはじめとする大学や研究機関が集まるほか、企業なども多く集中している。
中華人民共和国 重慶直轄市 沙坪垻区 | |
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渣滓洞 | |
旧称:沙磁 | |
重慶市中の沙坪垻区の位置 | |
簡体字 | 沙坪坝 |
繁体字 | 沙坪垻 |
拼音 | Shāpíngbà |
カタカナ転写 | シャーピンバー |
国家 | 中華人民共和国 |
直轄市 | 重慶 |
行政級別 | 市轄区 |
面積 | |
総面積 | 383.45 km² |
人口 | |
総人口(2004) | 73 万人 |
経済 | |
電話番号 | 023 |
郵便番号 | 400900 |
行政区画代碼 | 500111 |
公式ウェブサイト: http://spb.cq.gov.cn/ |
地理
編集沙坪垻区は重慶市北西部に位置し、重慶市街地の一部をなす。区は嘉陵江の西岸に広がっている。
歴史
編集区内の磁器口は、嘉陵江下流に面した交易の町として明・清代より盛んで、現在も古い街並みを残している。日中戦争の際、重慶に国民政府の臨時首都が移ると、中国各地からの大学や、郭沫若や巴金など中国の主だった文化人も重慶に避難し、沙坪垻や磁器口に移り住んで文化活動を続けた。1938年、避難してきた大学や研究機関、メディアが集積する沙磁には「沙磁文化区」が作られ、自治委員会が形成されている。
行政区画
編集→「中華人民共和国の行政区分」を参照
下部に21街道、5鎮を管轄する。
教育
編集大学
編集交通
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健康・医療・衛生
編集友好都市
編集関連項目
編集- 在重慶日本国総領事館(管轄区域:重慶市・四川省・雲南省・貴州省)
脚注
編集- ^ 『《通用规范汉字表》解读』(《通用規範漢字表》解読、ISBN 9787100100939)p. 30によると、「平地」を表す簡体字「坝」(主に地名。例:沙坪坝)の繁体字は「壩」(ダム)ではなく「垻」である。又、『広韻』によると、「蜀人謂平川為垻」(蜀の人は平川を謂いて「垻」と為す)。