池袋本町三丁目アパート内殺人事件
池袋本町三丁目アパート内殺人事件(いけぶくろほんちょうさんちょうめアパートないさつじんじけん)とは、2001年に発生した殺人事件である。警視庁の特命捜査対策室による初の摘発事件。
概要
編集2001年4月28日、東京都豊島区池袋本町三丁目のアパート二階に居住していた男性が殺害されているのが見つかった。男性は死後1週間以上経過していると見られ、背中に傷跡があったことから池袋警察署は殺人事件として捜査。その後、2009年11月に警視庁の未解決の殺人事件などを専門に扱っている特命捜査対策室が設置されると最新技術を用いて再捜査された。その結果、現場に遺留された血痕のDNA型を調べると、アパート隣の住宅に住む男のDNA型と一致したため、警視庁刑事部捜査第一課は2010年9月28日に殺人容疑で男を逮捕。特命捜査対策室による初の摘発事件となった。男は容疑を否認したが起訴された。
裁判経過
編集男は初公判では無罪を主張したが、その後の公判で一転して罪を認めた。男は被害者が部屋で飲酒して騒ぐことがあったといい、騒ぎ声に腹を立てたのが動機で2001年4月15日に部屋に侵入して心臓と背中をナイフで刺して殺害したと供述した。2011年10月7日、東京地方裁判所(伊藤雅人裁判長)は、懲役12年(求刑懲役15年)の実刑判決を言い渡した。
脚注
編集- “無罪主張から一転、罪認める…殺人で懲役12年”. 読売新聞. (2011年10月7日). オリジナルの2011年10月8日時点におけるアーカイブ。 2013年11月26日閲覧。