池袋の夜」(いけぶくろのよる)は、青江三奈の楽曲で、16枚目のシングルである。1969年7月1日に発売された。

「池袋の夜」
青江三奈シングル
B面 私にさわらないで
リリース
ジャンル 演歌
時間
レーベル ビクターレコード
作詞・作曲 吉川静夫(作詞)
渡久地政信(作曲)
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン[1]
  • 1969年度年間7位(オリコン)[1]
  • 1970年度年間30位(オリコン)[2]
  • 青江三奈 シングル 年表
    気まぐれのブルース
    (1969年)
    池袋の夜
    (1969年)
    女だから
    (1969年)
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    解説

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    作詞吉川静夫作曲渡久地政信で、大ヒットとなった「長崎ブルース」と同じ布陣である。

    池袋なんか歌っても売れないよと言われていたが、104.4万枚のセールスを記録するミリオンセラーとなり、青江三奈の最大のヒット曲となった。発売後約1ヶ月半でオリコンのトップ10に初登場した。6週連続で1位を獲得し、1969年の年間第7位・1970年の年間第30位を獲得した[1][2]

    「第2回全日本有線放送大賞」金賞(1976年以降のグランプリに相当)、「第11回日本レコード大賞」歌唱賞、「第2回日本有線大賞GOLDENスター賞」を受賞した。なお、レコード大賞歌唱賞については、青江は前年に開催された第10回日本レコード大賞でも「伊勢佐木町ブルース」で受賞しており、レコ大の歴史上初の2年連続歌唱賞受賞となった。ちなみに2番の歌詞に出てくる「美久仁小路」とは、現在のサンシャインシティ近辺(所在地は東池袋)のことを指す。

    また、1969年の『第20回NHK紅白歌合戦』でも歌唱され、青江は紅白歌合戦のトップバッターを務めた。

    同年9月27日上映の歌謡映画女の手配師 池袋の夜』が日活で制作されている。


    主なカバーとしては、

    内山田洋とクール・ファイブ 1970年 - LP「夜のバラード」(JRS-7075)

    藤圭子 1970年12月5日 - LP「歌いつがれて25年 藤圭子演歌を歌う」(JRS-9039-40)

    八代亜紀 1980年 - LP「盛り場-演歌のすべて」(PP-1133-35)

    収録曲

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    1. 池袋の夜 (3:35)
    2. 私にさわらないで (3:50)
      • 作詞:吉川静夫 作曲:渡久地政信 編曲:近藤進

    脚注

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    1. ^ a b c オリジナルコンフィデンス「コンフィデンス年鑑 1970年版」p119-122,123,124、1970年
    2. ^ a b オリジナルコンフィデンス「コンフィデンス年鑑 1971年版」巻末資料、1971年

    関連項目

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