永遠の詩」 (とわのうた、The Song Remains the Same)は、イギリスロックグループ、レッド・ツェッペリンの楽曲。1973年、彼らの第5作アルバム聖なる館』のA面1曲目に収められて発表された。作詞作曲は、ジミー・ペイジロバート・プラントレコードでの演奏時間は約5分30秒。

永遠の詩
レッド・ツェッペリン楽曲
収録アルバム聖なる館
リリース1973年3月28日
録音1972年
スターグローヴス
ジャンルロック
時間5分29秒
レーベルアトランティック・レコード
作曲者ジミー・ペイジ
ロバート・プラント
プロデュースジミー・ペイジ
聖なる館収録順
永遠の詩
(1)
レイン・ソング
(2)
ミュージックビデオ
「The Song Remains the Same (NY 1973)」 - YouTube

概要

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最初は「The Overture」の仮題で、「レイン・ソング」への序曲(インスト曲)として作曲されていたが、プラントの提案によって歌がつけられ、現在の形が完成した。

曲はエレクトリック12弦ギターエレクトリックギターエレクトリックベースドラムスのアンサンブルによる速いテンポの序奏に始まり、一旦全休止した後、ゆったりとしたヴォーカルパートとなる。そこから再びテンポアップして、多様な素材の盛り込まれた、高揚感あるアンサンブルが繰り広げられる。

プラントの声が従来よりソフトでブライトな声質に聴こえるのは、編集段階でわずかにテープスピードが上げられているためである[1]

ステージ・パフォーマンス

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『聖なる館』の発売に先立って、1972年日本公演で初演。この時プラントは、曲名を「Zep」や「キャンペーン」と紹介していた。これ以降、1975年まで「レイン・ソング」とのメドレーの形で演奏された。1977年から1979年までは、彼らのコンサートの幕開けの曲として「シック・アゲイン」や「祭典の日」とのメドレーで演奏されたが、1980年のヨーロッパ・ツアーではレパートリーから外された。

海賊盤などでは、ジョン・ポール・ジョーンズとジョン・ボーナムのリズム隊が作り出す奇跡的グルーヴ感と言えるような、オリジナルよりも早いテンポでの演奏を確認できる。

レッド・ツェッペリン解散後は、2007年、O2アリーナでの再結成ギグにおいてコンサート中盤に演奏された。

天国への階段」と並んで、ペイジがダブルネック・ギター(ギブソン・EDS-1275)を駆使する曲として有名である。

脚注

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  1. ^ Dave Lewis (1994), The Complete Guide to the Music of Led Zeppelin, Omnibus Press, ISBN 0-7119-3528-9.

参考文献

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  • 『レッド・ツェッペリン全曲解説』デイヴ・ルイス著 福田美環子訳 シンコー・ミュージック刊