永井三明
日本の西洋史家 (1924-2022)
永井 三明(ながい みつあき、1924年〈大正13年〉10月3日[1] - 2022年〈令和4年〉7月21日)は、日本の西洋史研究者。同志社大学名誉教授。永井岩之丞の孫。永井繁の子。平岡梓の従弟。
経歴
編集受賞歴
編集- 第18回マルコ・ポーロ賞 1996年
- 『ヴェネツィア貴族の世界 社会と意識』刀水書房 1994年
- 第10回ピーコ・デッラ・ミランドラ賞
- 『マキァヴェッリ全集1~6』(筑摩書房 1998-2000年)共同受賞
著書
編集- 『ヴェネツィア貴族の世界―社会と意識』刀水書房 1994年、ISBN 9784887081611
- 『ヴェネツィアの歴史―共和国の残照』刀水書房 2004年、ISBN 9784887082854
翻訳
編集- ニッコロ・マキャヴェッリ『マキァヴェッリ全集 (2) ディスコルシ』筑摩書房 1999年
- 『ディスコルシ ローマ史論』ちくま学芸文庫 2011年。ISBN 9784480093523
- 旧版『世界の名著16 マキアヴェリ』中央公論社(1966年)に収録。上記は改訳版
- グィッチャルディーニ『政治と人間をめぐる断章』清水弘文堂書房 1970年
- 『フィレンツェ名門貴族の処世術―リコルディ』 講談社学術文庫、1998年。各・改訳版
- 『政治と人間をめぐる断章―リコルディ』中央公論新社〈中公クラシックス〉2018年。ISBN 9784121601803
- J.C. ブラウン『ルネサンス修道女物語―聖と性のミクロストリア』松本香、松本典昭共訳、ミネルヴァ書房 1988年、ISBN 9784623018444
- マイケル・L. ブッシュ (Michael Laccohee Bush)『貧乏貴族と金持貴族』和栗珠里、和栗了共訳、刀水書房 2005年、ISBN 9784887083080
脚注
編集- ^ a b 『現代物故者事典 2021〜2023』日外アソシエーツ、2024年、p.398。
- ^ “永井三明氏死去(同志社大名誉教授・ルネサンス史)”. 時事ドットコム. 時事通信社. (2022年7月28日) 2022年7月28日閲覧。