水杉玲奈
水杉 玲奈(みずすぎ れな、2000年4月6日 - )は、日本の元女子バレーボール選手。
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基本情報 | ||||||||||||||||||
国籍 | 日本 | |||||||||||||||||
生年月日 | 2000年4月6日(24歳) | |||||||||||||||||
出身地 | 大阪府堺市 | |||||||||||||||||
ラテン文字 | Rena Mizusugi | |||||||||||||||||
身長 | 164cm | |||||||||||||||||
体重 | 56kg | |||||||||||||||||
血液型 | A[1] | |||||||||||||||||
選手情報 | ||||||||||||||||||
愛称 | レナ | |||||||||||||||||
ポジション | L | |||||||||||||||||
指高 | 210cm | |||||||||||||||||
利き手 | 右[1] | |||||||||||||||||
スパイク | 270cm | |||||||||||||||||
ブロック | 260cm[1] | |||||||||||||||||
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来歴
編集大阪府堺市出身。4人姉妹の三女。小学1年生のとき、姉の影響でバレーボールを始めた[1]。金蘭会高等学校入学後、2017年8月の第15回世界ユース女子バレーボール選手権大会(U-18)(アルゼンチンのロサリオおよびサンタ・フェで開催)の代表メンバー12名にも選出され[2]、続く2018年9月の第6回アジアカップ女子(タイのナコンラチャシマで開催)では準優勝に貢献。水杉自身もベストリベロ賞を受賞するなど[3][4]、早くから国際大会を経験する。
また2019年1月の春高バレーでベストリベロ賞を受賞、金蘭会高等学校の優勝に貢献していた[5][6]。大会終了後の1月16日、東レアローズへ石川真佑、野呂加南子、大﨑琴未と共に入団(内定)が発表され[7][8]、同期に先駆け1月26日のJTマーヴェラス戦に登録、即デビューした[9]。このシーズンは内定選手ながら20試合に出場、ファイナルの久光製薬スプリングス戦にもリベロでスタメン出場を果たすなど、東レの準優勝に貢献する活躍を見せた[10]。
また代表では石川と共に出場した2019年7月の第20回女子U20(ジュニア)世界選手権大会(メキシコのレオンおよびアグアスカリエンテスで開催)での優勝に続き[11]、石川、大﨑と共に出場した8月に韓国で開催された2019年バレーボール女子アジア選手権では7試合中6試合にスタメン出場。準決勝でキム・ヨンギョン擁する韓国を破るなど、若手主体のBチームながら優勝という快挙を成し遂げる[12][13]。
東レでは2019/20シーズン以降も中島未来と共にリベロのレギュラーとしてチームに貢献するほか、日本代表でも2020年[14]、2021年と連続で選出されている[15][16]。
2022/23シーズンから大﨑と共に東レの副キャプテンに就任する[17]。
選手としての特徴
編集所属チーム履歴
編集球歴
編集高等学校大会
- 2019年 第71回全日本バレーボール高等学校選手権大会:優勝
ユース / ジュニア / U-23代表
- 2017年 第11回アジアユース女子選手権大会:優勝[21]
- 2017年 第15回世界ユース女子バレーボール選手権大会
- 2018年 第6回アジアカップ女子:準優勝[4]
- 2019年 第20回世界ジュニア選手権大会:優勝[11]
日本代表(2020-2022年)
受賞歴
編集個人成績
編集V.LEAGUEの個人成績は下記の通り(ファイナルステージ、VCup含む)[27]。
大会 | チーム | 出場 | アタック | バックアタック | アタック 決定本数 |
ブロック | サーブ | サーブレシーブ | 総得点 | |||||||||||||||||||
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試 合 数 |
セ ッ ト 数 |
打 数 |
得 点 |
失 点 |
決 定 率 |
打 数 |
得 点 |
失 点 |
決 定 率 |
セ ッ ト 平 均 |
得 点 |
セ ッ ト 平 均 |
打 数 |
ノ 丨 タ ッ チ |
エ 丨 ス |
失 点 |
効 果 |
効 果 率 |
受 数 |
成 功 ・ 優 |
成 功 ・ 良 |
成 功 率 |
ア タ ッ ク |
ブ ロ ッ ク |
サ 丨 ブ |
得 点 合 計 | ||
V1 2018-19 | 東レ | 20 | 70 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 0 | - | - | 0 | - | 39 | 0 | 0 | 2 | 16 | 9.0 | 120 | 57 | 31 | 60.4 | 0 | 0 | 0 | 0 |
V1 2019-20 | 24 | 92 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 0 | - | - | 0 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 321 | 157 | 89 | 62.8 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
V1 2020-21 | 27 | 69 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 0 | - | - | 0 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 261 | 126 | 63 | 60.3 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
V1 2021-22 | 34 | 71 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 0 | - | - | 0 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 370 | 184 | 88 | 61.6 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
V1 2022-23 | 37 | 146 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 0 | - | - | 0 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 722 | 360 | 196 | 63.4 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
通算:5シーズン | 142 | 448 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 0 | - | - | 0 | - | 39 | 0 | 0 | 2 | 16 | 9.0 | 1794 | 884 | 467 | 62.3 | 0 | 0 | 0 | 0 |
出演
編集YouTube
- V.LEAGUE Official Channel『生まれ変わったらなりたいVリーガー』(2020年5月14日)
バレーボールマガジン
- デンソー・石田瑞穂「個々の能力を伸ばし、チームを引っ張る選手が増えればもっと強くなるはず」 東レ・水杉玲奈「スピードと球の重さが高校バレーとは違うと実感」(2019年03月23日)
- 埼玉上尾・山岸あかね「試合の中で修正できているところに成長している実感がある」、東レ・小川愛里奈「自分にマークをつけてサイドを助けたい」 V1女子 V Cup会見コメント(2021年03月26日)
- 埼玉上尾・内瀬戸真実「こよみさんのトスがまた打ちたくて、このチームに入った」、東レ・白井美沙紀「第3・第4セットは課題として取り組んできたことが出せたが、最後まで続かなかったのが敗因」 V1女子会見(2022年03月05日)
その他
- Yahoo!ニュース|平成最後の春高バレー制した金蘭会 3年生「応援受け絶対優勝できると確信」(2019年1月18日)
- スポーティングニュース・ジャパン|東レが内定選手を発表!石川真佑ら春高で活躍した4選手が加入!(2019年1月18日)
- 金蘭会高等学校・中学校|春高バレー優勝・2連覇!!(2年連続3回目)たくさんの応援ありがとうございました!(2019年1月16日)
- 月バレ.com|大阪府①_金蘭会(女子)2018(2018年12月26日)
- 産経新聞|金蘭会が春高バレーで優勝した理由とは 強さの秘密は選手の「プロフェッショナル」にあり(2018年1月16日)
- 産経WEST|守備でも魅せた金蘭会、リベロ水杉ら躍動(2018年1月16日)
- 【Vリーグ公式】生まれ変わったらなりたいVリーガー #東レアローズ #水杉玲奈 選手 ⇒ #デンソーエアリービーズ #井上琴絵 選手(2020年5月14日)
脚注
編集- ^ a b c d e f 『2021-22 V.LEAGUE公式プログラム チームの顔』、日本文化出版、2021年11月、173頁、ASIN B09HG54WVS。
- ^ “全日本ユース女子 第15回世界ユース女子バレーボール選手権大会(U-18)出場選手12名を発表”. バレーボールマガジン (2017年8月7日). 2020年9月18日閲覧。
- ^ a b “第6回アジアカップ”. 日本バレーボール協会 (2018年9月16日). 2021年10月7日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b “若手で挑んだ日本、中国にストレートで敗れるも銀メダルを獲得。日立・長内美和子、金蘭会高・水杉玲奈が個人賞 第6回アジアカップ女子”. バレーボールマガジン (2018年9月24日). 2020年9月18日閲覧。
- ^ “春高バレー優勝・2連覇!!(2年連続3回目)たくさんの応援ありがとうございました!”. 金蘭会高等学校・中学校 (2020年1月16日). 2020年1月1日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “金蘭会・宮部愛芽世「負けてきたチームの思いも背負って戦った」春高バレー優勝チーム記者会見”. バレーボールマガジン (2019年1月18日). 2021年7月16日閲覧。
- ^ “内定選手について”. 東レアローズ (2019年1月16日). 2020年9月18日閲覧。
- ^ “【女子】東レが石川、水杉ら4名の内定を発表”. 月バレ.com (2019年1月17日). 2020年9月18日閲覧。
- ^ “B帳票”. Vリーグ機構 (2019年1月26日). 2022年6月13日閲覧。
- ^ “B帳票”. Vリーグ機構 (2019年4月13日). 2022年6月13日閲覧。
- ^ a b “第20回女子U20(ジュニア)世界選手権大会”. 日本バレーボール協会 (2019年7月12日). 2021年10月26日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “第20回アジア女子選手権大会 2大会連続5度目の優勝”. 公益財団法人日本バレーボール協会 (2019年8月25日). 2022年6月13日閲覧。
- ^ “全日本女子Bチーム、韓国やタイを破りアジア選手権で優勝”. バレーボールマガジン (2019年8月25日). 2022年6月13日閲覧。
- ^ “日本代表女子 2020年度登録メンバーを発表。石井優希、石川真佑、宮下遥ら29人。及川真夢、林琴奈ら7人が初選出”. バレーボールマガジン (2020年1月27日). 2020年9月18日閲覧。
- ^ “2021年度女子日本代表チーム 選手・監督・スタッフ”. 公益財団法人日本バレーボール協会 (2021年2月22日). 2021年5月20日閲覧。
- ^ “2021年度バレーボール女子日本代表登録選手24人を発表。主将に荒木絵里香。黒後愛、石川真佑、古賀紗理那ら。籾井あきが初登録”. バレーボール (2021年2月22日). 2021年5月20日閲覧。
- ^ “2022-23シーズン新体制について(ご報告)” (2022年6月1日). 2022年6月13日閲覧。
- ^ “選手・スタッフの引退・退団について(ご報告)”. 東レアローズ (2023年5月24日). 2023年5月24日閲覧。
- ^ “東レ クラン・ヤナ、黒後愛、水杉玲奈、野呂加南子、坂本侑が退団。中田紫乃が現役を引退し、スタッフに V1女子”. バレーボールマガジン. (2023年5月24日) 2023年5月24日閲覧。
- ^ “「石川真佑世代」が超有望。迫田さおりが注目する女子バレー新戦力”. web Sportiva (2021年2月20日). 2022年6月13日閲覧。
- ^ a b “女子アジアユース、中国破り6連覇”. バレーボールマガジン (2017年3月14日). 2020年9月18日閲覧。
- ^ “JOCジュニアオリンピックカップ 第29回全国都道府県対抗中学バレーボール大会 特別表彰選手(女子)”. 公益財団法人日本バレーボール協会. 2020年9月18日閲覧。
- ^ “第71回全日本バレーボール高等学校選手権大会 受賞一覧”. 公益財団法人日本バレーボール協会 (2019年1月13日). 2020年9月18日閲覧。
- ^ “春高バレー優勝・2連覇!!(2年連続3回目)たくさんの応援ありがとうございました!”. 金蘭会高等学校・中学校 (2020年1月16日). 2020年1月1日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “第68回 黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会 特別表彰選手一覧”. 公益財団法人日本バレーボール協会. 2020年9月18日閲覧。
- ^ “東レが日立をストレートで下し、9年ぶり5回目の優勝。黒鷲賞にヤナ・クラン、若鷲賞は石川真佑 第68回黒鷲旗女子決勝”. バレーボールマガジン (2019年5月6日). 2020年9月18日閲覧。
- ^ “水杉玲奈|選手別成績|Vリーグ オフィシャルサイト”. Vリーグ機構. 2023年4月27日閲覧。
外部リンク
編集- 水杉玲奈 - V.LEAGUE
- 東レアローズによる公式プロフィール - ウェイバックマシン(2023年5月24日アーカイブ分)