水分神
日本の神
水分神(みくまりのかみ)とは、神道の神。神名の通り、水の分配を司る神で、「くまり」は「配り(くばり)」の意で、水源地や水路の分水点などに祀られる。
日本神話では、神産みの段でハヤアキツヒコ・ハヤアキツヒメ両神の子として天水分神(あめのみくまりのかみ)・国水分神(くにのみくまりのかみ)が登場する。
水にかかわる神ということで祈雨の対象ともされ、また、田の神や、水源地に祀られるものは山の神とも結びついた。後に、「みくまり」が「みこもり(御子守)」と解され、子供の守護神、子授け・安産の神としても信仰されるようになった。
主な水分神社
編集- 式内社
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- 大和国
- 葛上郡 葛木水分神社(名神大)
- 吉野郡 吉野水分神社(式内大)
- 宇陀郡 宇太水分神社(式内大)
- 比定論社:惣社水分神社(奈良県宇陀市、北緯34度27分44.60秒 東経136度1分6.18秒)
- 比定論社:宇太水分神社上宮(奈良県宇陀市、北緯34度28分28.85秒 東経135度58分14.51秒)
- 比定論社:宇太水分神社下宮(奈良県宇陀市、北緯34度31分30.25秒 東経135度57分11.20秒)
- 山辺郡 都祁水分神社(式内大)
- 比定社:都祁水分神社(奈良県奈良市、北緯34度35分49.98秒 東経135度56分50.00秒)
- 河内国石川郡 建水分神社
- 摂津国住吉郡 天水分豊浦命神社
- 比定社:止止呂支比売命神社境内社(大阪府大阪市、北緯34度36分17.25秒 東経135度29分50.50秒)
- 大和国