民主行動党 (ボスニア・ヘルツェゴビナ)
民主行動党(みんしゅこうどうとう)は、ボスニア・ヘルツェゴビナの政党。機関紙Ljiljanを発行する。
民主行動党 Stranka Demokratske Akcije Странка демократске акције | |
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党首 | バキル・イゼトベゴヴィッチ |
成立年月日 | 1990年5月26日 |
本部所在地 | サラエヴォ |
代議院議席数 |
9 / 42 (21%) |
政治的思想・立場 |
保守主義 民族主義(ボシュニャク人) |
機関紙 | Ljiljan |
シンボル | フルール・ド・リス |
国際組織 |
国際民主同盟 欧州人民党 |
公式サイト | SDA |
党名
編集概要
編集ボスニア・ヘルツェゴビナの政党はボシュニャク人、セルビア人、クロアチア人、および多民族間にまたがる政党の4勢力に分かれるが、民主行動党はボシュニャク人の権益を代表する。
党史
編集1990年、ユーゴスラビア内のスラヴ系ムスリム(ボシュニャク人)の権益を代表する民族主義政党として、アリヤ・イゼトベゴビッチ、ムハメド・フィリポビッチ、スレイマン・ティヒッチ、フィクレト・アブディッチらにより設立された。これは1990年のユーゴスラビア共産主義者同盟による一党独裁崩壊を受けたもので、ボシュニャク人の民族主義政党としては、1945年の複数政党制廃止以来初めての設立であった。
共産主義政権の崩壊とボスニア・ヘルツェゴビナの独立以来、ボシュニャク人政党としては最も大きく成功した政党であり、現在ではボシュニャク人最大勢力をほこる。その勢力はボスニア・ヘルツェゴビナ内にとどまらず、クロアチアやセルビア内のボシュニャク人にも影響を与えている。
2010年にはSDA党員のバキル・イゼトベゴヴィッチが、ボシュニャク人代表枠で大統領評議会入りした。バキルは、SDA初代党首とボスニア・ヘルツェゴビナ初代大統領を務めたアリヤ・イゼトベゴヴィッチの長男であり、これに先立って2006年にはSDA所属の国会議員に選出され、政界入りしていた。
姉妹政党
編集党は、ボスニア・ヘルツェゴビナ国外のボシュニャク人の権益を代表する姉妹政党を有している。
- 民主行動党 (コソボ): コソボにおけるボシュニャク人の利益を代表する。
- サンジャク民主行動党: セルビア・サンジャクのボシュニャク人(ムスリム人)の利益を代表する。
- 民主行動党 (クロアチア): クロアチアにおけるボシュニャク人(ムスリム人)の利益を代表する。