毛氏伊野波殿内
毛氏 伊野波殿内(もううじ いのはどぅんち)は、唐名毛泰永・伊野波親方盛紀(1619年 - 1688年)を系祖とする琉球王国の士族(首里士族)。代々本部間切(現・本部町)の総地頭を務めた琉球王国の大名。毛氏豊見城殿内の門中の一つ。
概要
編集初代・盛紀は、豊見城殿内六世・豊見城親方盛良の次男。三司官を務め、1666年には伊野波間切(後、本部間切に改称)の総地頭に任じられて、伊野波殿内を興した。八世・盛平も三司官を務め、また“モーイ親方”のあだ名で知られ、沖縄の民話で親しまれている。十五世・盛元のときに、琉球処分を迎えた。
系譜
編集参考文献
編集- 沖縄県氏姓家系大辞典 編纂委員会『沖縄県氏姓家系大辞典』角川書店、1992年(平成4年)。ISBN 978-4040024707。
- 宮里朝光(監修)、那覇出版社(編集)『沖縄門中大事典』那覇出版社、1998年(平成10年)。ISBN 978-4890951017。
- 比嘉朝進『士族門中家譜』球陽出版、2005年(平成17年)。ISBN 978-4990245702。