武隈義一
武隈 義一(たけくま よしかず、1967年(昭和42年)5月8日[1] - )は、日本の政治家、厚生労働官僚。富山県黒部市長(1期)。
武隈 義一 たけくま よしかず | |
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生年月日 | 1967年5月8日(57歳) |
出生地 | 富山県黒部市生地吉田 |
出身校 | 一橋大学商学部 |
前職 | 国家公務員(厚生労働省) |
所属政党 | 自由民主党 |
公式サイト | 武隈 義一(たけくま よしかず)公式サイト |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2022年4月23日 - 現職 |
来歴
編集富山県黒部市生地吉田出身。黒部市立生地小学校、黒部市立高志野中学校、富山県立富山中部高等学校、一橋大学商学部卒業[2][3]後、1992年に旧労働省(現・厚生労働省)に入省。2005年から外務省在中華人民共和国日本国大使館に出向し、一等書記官などを務める[3][4]。2011年には内閣府防災担当に出向し、災害対策基本法の改正などに携わる[3][5]。その後復興庁参事官、石川労働局長などを経て2021年12月に厚生労働省大臣官房地方課業務改善分析官を最後に退職[6][3]。
2022年2月、同年4月の黒部市長選挙への立候補を表明。市長選挙では武隈と元市議の小柳勇人が立候補を表明しており、両者とも自由民主党の党籍を持つ保守分裂選挙となった[7]。引退を表明していた現市長の大野久芳が武隈を支持した一方、市選出県議の一人、川上浩は小柳陣営の選対本部長になり、自民系市議らは二つに割れた[8]。自民党市連、宇奈月町支部は自主投票を決め[9]、公明党黒部支部も自主投票を決めたが、支部長の辻靖雄市議は武隈を心情支援するとしており、投開票日3日前からは応援弁士に立ち、集票へ本格的に動き始めた[10]。4月17日の投開票の結果、武隈が小柳を736票差の接戦で制し、初当選した[11]。
不祥事
編集2024年3月15日昼頃、市役所庁舎3階の廊下で武隈は水が入ったペットボトルを投げつけ、ペットボトルは間仕切りに当たったため、その一部が破損した(間仕切りは後で修復された)。
26日の定例記者会見で武隈は、市役所庁舎内でペットボトルを投げつけ、間仕切りを壊したことを明らかにし、その理由を「年度末に業務が立て込んだため」と述べた上で、「市民の信頼を大きく失墜させたうえ、職員にも大きな不安を抱かせることになった。深くおわび申し上げる」と陳謝した[12]。
脚注
編集- ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、178頁。
- ^ “黒部市長選、武隈氏出馬へ”. 北日本新聞社. (2021年12月28日) 2022年5月12日閲覧。
- ^ a b c d プロフィールplofile武隈 義一 後援会
- ^ 表 1-3 面会者リスト(敬称略)外務省
- ^ “〈黒部市長選 17日投開票〉両候補の横顔 ”. 富山新聞. (2022年4月13日) 2022年5月12日閲覧。
- ^ “黒部市長選 武隈氏が出馬表明 「知識と経験生かす」 /富山”. 毎日新聞. (2022年2月6日) 2022年5月12日閲覧。
- ^ “新人2氏保守分裂選へ 黒部市長選、10日告示”. 富山新聞. (2022年4月10日) 2022年5月12日閲覧。
- ^ “【富山】黒部市長に武隈氏 保守分裂、投票率は低下”. 中日新聞. (2022年4月18日) 2022年5月12日閲覧。
- ^ “〈黒部市長選〉17日投開票 午後10時過ぎ大勢判明”. 富山新聞. (2022年4月17日) 2022年5月12日閲覧。
- ^ “〈黒部市長選〉当選ライン1万2000票 投票率60~65%予想”. 富山新聞. (2022年4月15日) 2022年5月12日閲覧。
- ^ “黒部市長選 武隈氏が初当選 736票差制す /富山”. 毎日新聞. (2022年4月19日) 2022年5月12日閲覧。
- ^ 黒部市長間仕切りを破壊 ペットボトル投げつけ 「深くおわび」:地域ニュース:読売新聞 2024/03/272024年3月27日閲覧。