武蔵国郡村誌
武蔵国郡村誌(むさしのくにぐんそんし)は、皇国地誌編纂のため埼玉県が進達した郡村誌の控えを翻刻したもの。 1953年(昭和28年)、県庁に保存されていた村誌をまとめ「武蔵國郡村誌」として県から刊行された[1]。
皇国地誌が実際には刊行されなかったため、実質的にこれが最初の出版となった。
沿革
編集埼玉県では、当時の県令白根多助のもと、県内(入間県、熊谷県、浦和県(大宮県)、忍藩、岩槻藩)にまとめられていた県(藩)誌や村誌など提出された記録を元に、新編武蔵風土記稿、武蔵田園簿、大成武鑑、藩翰譜などの史料から補足や注釈など加えて校正、数部浄書し次の県令吉田清秀の代に完了、一つは内務省地理寮、もうひとつは埼玉県で永年保存し、各村に記録を返送された。
構成
編集全15巻で、各郡に属する村誌と郡誌とが収められている。
参考資料
編集- ^ 武蔵国郡村誌(埼玉県立図書館1953~55)目次埼玉県立図書館