武南中学校・高等学校
埼玉県蕨市にある中高一貫校
(武南高等学校から転送)
武南中学校・高等学校(ぶなんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、埼玉県蕨市塚越に所在し、中高一貫教育を提供する私立中学校・高等学校。
武南中学校・高等学校 | |
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北緯35度49分23.8秒 東経139度42分16.4秒 / 北緯35.823278度 東経139.704556度座標: 北緯35度49分23.8秒 東経139度42分16.4秒 / 北緯35.823278度 東経139.704556度 | |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人武南学園 |
校訓 | 文武創造 |
設立年月日 | 1962年 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 (外部混合無)[1] |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 3学期制 |
学校コード |
C111322300014 中学校) D111322300012 (高等学校) | (
高校コード | 11518F |
所在地 | 〒335-0002 |
埼玉県蕨市塚越5丁目10番21号 | |
外部リンク |
武南高等学校 武南中学校 |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
高等学校において、中学校から入学した内部進学の生徒と高等学校から入学した外部進学の生徒との間では3年間別クラスになる併設型中高一貫校[2][3]。
概観
編集建学の精神
編集- 自主自立自学共同を本旨とする
- 民族的自覚のもとに国際人としての知性と感覚を身につける
- 家族地域社会の一員としての自覚を深める
- 日々の学業の積み重ねによって実力を啓培する
- 個性や能力を伸ばし勤労への積極的態度を培う
- 明朗清新な生活態度を保つ
- スポーツに励み健康な心身を養う
教育目標
編集- 豊かな人間性の確立
- 学力の充実向上
- 健康な心身の育成
- 能力・適性の開発
- 個性尊重と自主性の促進
進路
編集沿革
編集年表
編集- 1962年 - 武南中学校・高等学校認可。第1校舎竣工。
- 1963年 - 父母の会発足。第2校舎竣工。
- 1964年 - 学則制定。男女共学開始。武南学園賛美歌完成。
- 1965年 - LL教室完成。校歌制定(武南学園賛美歌改訂)。
- 1968年 - 第3校舎竣工。
- 1972年 - 武南中学校生徒募集停止。
- 1974年4月1日 - 武南中学校休校。
- 1975年 - 新校舎竣工。
- 1979年 - 第4校舎竣工。クラブ棟完成。
- 1980年 - 教育相談室開設。防災委員会設置。
- 1983年 - 第5校舎竣工。
- 1984年 - 第6校舎竣工。
- 1985年 - 新校門完成。
- 1986年 - 情報処理室開設。
- 1987年 - 第2グラウンド管理棟完成。
- 1992年 - ガイダンスセンター特設。
- 1996年 - 記念館竣工。人工芝グラウンド完成。
- 2008年 - 尚武館(新武道場)竣工。
- 2012年11月20日 - 2012年度第4回 埼玉県私立学校審議会 により武南中学校が再び設置認可が答申される。
- 2013年4月1日 - 武南中学校募集再開[4]。
基礎データ
編集所在地
編集埼玉県蕨市塚越5丁目10番21号
アクセス
編集西川口駅より徒歩約10分
設置形態
編集- 武南幼稚園(1966年4月に開園したが、2011年3月卒業生をもって閉園した。跡地には武南中学校の校舎が建設された。)
- 武南中学校
- 武南高等学校
- 普通科としての一般的な課程を持つが、2年次から大学入試対策のために理系、文系および選抜にクラスが分かれる。2007年度より理数コースを創設した。
施設
編集全体的に敷地が縦長で狭く、校内にあるグラウンドもサッカーコート半面分しかないため、たいていの埼玉県内の高校にあるテニスコートはない。
校舎
編集- 武南中学校の校舎は、2011年3月に閉園した武南幼稚園の跡地に建設された。
- 校内にプール施設はない。
グラウンド
編集- 第一グラウンド
- 校内唯一のグラウンドである第一グラウンド(人工芝)は、敷地がかなり狭く、サッカーコート半面分しかない。体育の授業や朝礼で使用され、部活動ではサッカー部が使用する。
- 第二グラウンド
- サッカーコート一面分くらいの広さの第二グラウンドで、校内ではなく越谷市西新井の県民健康福祉村近くにあり、東川口駅から徒歩25分かかる。サッカー部の練習や体育祭のときの使用に限られているため、一般生徒や他の部活動で使用することはない。
※テニスコートやプール施設、陸上競技、野球が練習できるスペースも校内に一切ないため、野球部は川口市営球場や富士見公園内野球場を使用する。水泳部は川口市の東スポーツセンターや各スイミング場、陸上競技部は青木町公園総合運動場や塚越公園、硬式テニス部は富士見公園内庭球場や西川口テニスクラブ、ソフトテニス部は青木町公園総合運動場や西川口テニスクラブで活動している。屋外スポーツの部活動は外部の施設を使用しなければならない。
部活動
編集サッカー部が強豪校として知られ、1981年度の第60回大会で全国優勝の経験がある。しかし、近年は選手権出場から遠ざかっており、2006年度の第85回大会出場を最後に出場していない。インターハイでは、2012年度に全国準優勝したことがある。2019年3月をもって、46年本校を率いていた大山照人監督が勇退した。
- 運動部
- サッカー部
- 全国高等学校サッカー選手権大会14回出場 優勝1回(1981年度)、準優勝1回(1989年度)、4強3回(1984年度・1990年度・1992年度)
- 全国高等学校総合体育大会 (インターハイ)21回出場 準優勝1回(2012年度)、4強2回(1984年度・1988年度)
- 高円宮杯全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会 4強2回(1991年度・1993年度)
- 水泳部
- 陸上競技部
- 剣道部
- バスケットボール部(男・女)
- 野球部
- バレーボール部(男・女)
- 柔道部
- ソフトテニス部(男・女)
- バドミントン部(男・女)
- 卓球部
- 硬式テニス部
- チアー部
- ダンス部
- ヨガ部
- アメリカンフットボール部
- ワンダーフォーゲル部
- フィットネス部
- 文化部
著名な卒業生
編集サッカー
編集- 倉又寿雄 - 元日本鋼管、指導者
- 大熊裕司 - 元セレッソ大阪監督、元柏レイソル、元U-18日本代表コーチ
- 奥村晃司 - ザスパクサツ群馬
- 横山雄次 - 元柏レイソル、現AC長野パルセイロ監督
- 石川康 - 元ヴェルディ川崎、名古屋グランパスエイト、バルセロナ五輪予選日本代表
- 池田太 - 元浦和レッズ、現なでしこジャパン監督
- 坂口健司 - 元浦和レッズ
- 川合孝治 - 元コンサドーレ札幌、大分トリニータ
- 田中信孝 - 元柏レイソル、ブランメル仙台
- 木寺浩一 - 元アルビレックス新潟、サンフレッチェ広島、指導者
- 伊藤彰 - 元川崎フロンターレ、指導者
- 上野良治 - 元横浜F・マリノス、元日本代表
- 浦田尚希 - 元川崎フロンターレ、ヴァンフォーレ甲府
- 室井市衛 - 元横浜FC、浦和レッズ、鹿島アントラーズ
- 小林悟 - 元サガン鳥栖、アルビレックス新潟
- 北慎 - 元FC東京
- 浅利悟 - 元FC東京
- 斉藤雅人 - 元大宮アルディージャ
- 宮沢克行 - 元モンテディオ山形、アルビレックス新潟、浦和レッズ
- 寶示戸進哉 - 元ジュビロ磐田、ヴァンフォーレ甲府
- 伊東真吾 - 元川崎フロンターレ、大宮アルディージャ、モンテディオ山形
- 青葉幸洋 - 元徳島ヴォルティス
- 山田智也 - 元ツエーゲン金沢
- 三上卓哉 - 元愛媛FC
- 金沢浄 - 元ザスパクサツ群馬 、ジュビロ磐田、FC東京
- 滝澤邦彦 - 元ランシット・ユニバーシティFC
- 谷田悠介 - 元カターレ富山
- 小林亮 - 元ザスパクサツ群馬
- 鈴木祐輔 - 元SC相模原
- 細川淳矢 - 水戸ホーリーホック
- 富居大樹 - 湘南ベルマーレ
- 藤井悠太 - ザスパクサツ群馬
- 遊馬将也 - FC神楽しまね
- 山本奨 - FKイスクラ・ダニロヴグラード
- 田代雅也 - サガン鳥栖
- 中川風希 - FC今治
- 紺野和也 - FC東京
- 吉澤柊 - いわきFC
- 井上竜太 - ツエーゲン金沢
競泳
編集- 設楽義信(モスクワ五輪競泳代表・日本水泳連盟常務理事)
- 酒井夏海(リオデジャネイロ五輪競泳代表)
陸上
編集芸能
編集- 江原淳史(元俳優、サッカー部出身、1992年高校選手権得点王)
- 天方直実(歌手)
- KOHSHI(FLOW・ロックバンド)
- KEIGO(FLOW・ロックバンド)
- 木暮武彦(ミュージシャン)
- 海津晶子(タレント)
- 土橋亭里う馬 (10代目)(落語家)
- 春風亭柳城(落語家)
- 長谷川俊輔(クマムシ・お笑い芸人)
アナウンサー
編集脚注及び参照
編集- ^ 武南高校の学校情報-高校受験パスナビ(旺文社)の「ワンポイント情報」の冒頭には「● 内部進学生とは3年間別クラス。」と記されている。
- ^ 2013年中学入試・高校入試の変更点(エール学院)の[2013年度首都圏中学入試変更点]のうち「◎ 新設開校予定」によれば、武南中学校では80名の生徒募集を予定してる。
- ^ ENニュース-注目の新設校インタビュー-お話:武南中学校(認可申請中)(高等学校校長と中学校開設準備室長へのインタビュー)による。
- ^ 休校中の私立中学校の廃止認可申請の概要(2007年度第3回埼玉県私立学校審議会傍聴者用資料)の中で武南中学校、小松原中学校及び細田女子高等学校附属中学校は、この資料の中で廃止の理由を述べた上で、平成19年度第3回私立学校審議会答申に係る報告事項 により、2008年1月28日に武南中学校、小松原中学校及び細田女子高等学校附属中学校がそれぞれ廃止認可されたため、厳密に言えば武南中学校は再度設置認可を受けることになる。学校法人武南学園寄付行為 のp.8には2008年1月28日に武南中学校はいったん廃止認可された旨が記載されている。