正鯨類(Autoceta)は、現生鯨類とその形質を示す絶滅種とを包括する呼称。以前は正鯨下目とする分類もあった[1]新鯨類Neoceti)ともいう。

正鯨類
ザトウクジラ Megaptera novaeangliae
地質時代
新生代古第三紀漸新世 - 第四紀完新世(現世)
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 鯨偶蹄目 Cetartiodactyla
階級なし : 鯨類 Cetacea
階級なし : 正鯨類 Autoceta
学名
Autoceta
Haeckel, 1866

生息期間は、新生代古第三紀漸新世(あるいは始新世の末期)から、完新世(現世)まで。

ヒゲクジラ類およびハクジラ類の2分類群と、それらに先行するスクアロドン科等で構成される。ただし、古鯨類との区別は、その進化上の過渡期において諸説がある。

1866年ドイツ生物学者エルンスト・ヘッケルによって命名され、その後、数度に渡り再構成されている。

マイルカ Delphinus delphis

脚注

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  1. ^ 一島啓人「いくつかの日本産鯨類化石の再検討 ―起源の時期と古生物地理の観点から―」『福井県立恐竜博物館紀要』第4号、福井県立恐竜博物館、2005年、1-20頁。

関連項目

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外部リンク

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