正長石
正長石(せいちょうせき、orthoclase、オーソクレース)は、鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種。長石グループの鉱物で、単斜晶系のカリ長石。
正長石 (orthoclase) | |
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正長石 | |
分類 | ケイ酸塩鉱物 |
シュツルンツ分類 | 9.FA.30 |
Dana Classification | 76.1.1.1 |
化学式 | KAlSi3O8 |
結晶系 | 単斜晶系 |
へき開 | 二方向に完全 |
モース硬度 | 6 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 白色(ピンク、黄色、緑色など) |
条痕 | 白色 |
比重 | 2.6 |
光学性 | 二軸性(-) |
屈折率 | α1.518-1.520、γ1.522-1.525 |
光軸角 2V | 35°-50° |
文献 | [1][2][3] |
主な変種 | |
氷長石 | 透明で菱形 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
産出地
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性質・特徴
編集化学組成は KAlSi3O8。同じ組成で三斜晶系のものは微斜長石だが、肉眼で両者の区別はできない。高温で形成された場合には、Na をやや多く含むサニディン(玻璃長石)になる。
モース硬度 6 の標準鉱物。
脚注
編集- ^ 国立天文台 編『理科年表 平成20年』丸善、2007年、646,650頁。ISBN 978-4-621-07902-7。
- ^ Orthoclase (英語), MinDat.org, 2011年9月3日閲覧。
- ^ Orthoclase (英語), WebMineral.com, 2011年9月3日閲覧。
参考文献
編集- 黒田吉益、諏訪兼位『偏光顕微鏡と岩石鉱物 第2版』共立出版、1983年、74-77頁。ISBN 4-320-04578-5。
- 森本信男『造岩鉱物学』東京大学出版会、1989年。ISBN 4-13-062123-8。
- 豊遙秋、青木正博『検索入門 鉱物・岩石』保育社、1996年。ISBN 4-586-31040-5。
- 松原聰『日本の鉱物』学習研究社〈フィールドベスト図鑑〉、2003年。ISBN 4-05-402013-5。
関連項目
編集外部リンク
編集- 福岡正人. “Feldspar〔長石〕グループ”. 地球資源論研究室. 広島大学大学院総合科学研究科. 2011年9月3日閲覧。