歌川重丸
江戸時代(嘉永頃)の浮世絵師
来歴
編集歌川広重の門人とされる[1]。『浮世絵備考』は「歌川国丸の門弟、一説に広重の門人とするは非なり」と記すが、国丸は文政12年(1829年)には没しており、重丸の作画期とは開きがある。作画期は嘉永の頃で広重風の風景画を残す。作品は極めて少ない。落款の「丸」の署名の仕方が国丸のものと似るという。
作品
編集出典
編集- ^ 『浮世絵師伝』及び『原色浮世絵大百科事典』第2巻、※49頁による
参考文献
編集- 梅本鐘太郎編 『浮世絵備考』 東陽堂、1898年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。77コマ目。
- 井上和雄編 『浮世絵師伝』 渡辺版画店、1931年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。89コマ目。
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年