橘湾火力発電所
徳島県阿南市にある電源開発の石炭火力発電所
橘湾火力発電所(たちばなわんかりょくはつでんしょ)は、徳島県阿南市橘町小勝3にある電源開発(J-POWER)の石炭火力発電所。
橘湾火力発電所 | |
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橘湾火力発電所 | |
種類 | 火力発電所 |
電気事業者 | 電源開発 |
所在地 |
日本 徳島県阿南市橘町小勝3番地 |
北緯33度51分22.6秒 東経134度39分5.2秒 / 北緯33.856278度 東経134.651444度座標: 北緯33度51分22.6秒 東経134度39分5.2秒 / 北緯33.856278度 東経134.651444度 | |
1号機 | |
発電方式 | 汽力発電 |
出力 | 105万 kW |
燃料 | 石炭 |
熱効率 | 45%(LHV) |
営業運転開始日 | 2000年7月27日 |
2号機 | |
発電方式 | 汽力発電 |
出力 | 105万 kW |
燃料 | 石炭 |
熱効率 | 45%(LHV) |
営業運転開始日 | 2000年12月15日 |
公式サイト:橘湾火力発電所 |
概要
編集橘湾内の小勝島西部の埋立地に建設された石炭火力発電所である。2000年(平成12年)7月に1号機が運転を開始、2号機までが建設された。発電された電力[1]は、3分の2が紀伊水道直流連系設備(阿南紀北直流幹線)で紀伊水道を渡り、関西電力(受電140万 kW)に送電されるほか、四国電力(受電30万 kW)と中国電力(受電30万 kW)、九州電力(受電9.4万 kW)も受電している[2][疑問点 ]。
1・2号機とも国内最大の出力105万 kWであり、総出力でも中国・四国地方最大出力の火力発電所である。発電効率向上のため、主蒸気温度600 ℃、再熱蒸気温度610 ℃、主蒸気圧力25.0 MPaとした超々臨界圧のボイラーおよび蒸気タービンを採用した。
海外から輸送され、ここで陸揚げされた石炭は、小型石炭輸送船に積み替え、高砂火力発電所でも使用される。また四国電力と共同で、PR施設「Jパワー&よんでんワンダーランド」を運営している。
敷地の北隣には四国電力橘湾発電所があり(一部敷地を共有)、さらに入り江を挟んで北向かい側には阿南発電所がある。これらの発電所群は密接に連携を取って発電している。
発電設備
編集- 総出力:210万kW[3]
- 1号機
- 定格出力:105万kW
- 使用燃料:石炭
- 蒸気条件:超々臨界圧(Ultra Super Critical)
- 熱効率:45%(低位発熱量基準)
- 営業運転開始:2000年(平成12年)7月27日
- 2号機
- 定格出力:105万kW
- 使用燃料:石炭
- 蒸気条件:超々臨界圧(USC)
- 熱効率:45%(低位発熱量基準)
- 営業運転開始:2000年(平成12年)12月15日
アクセス
編集出典
編集- ^ 所内電力を除く。
- ^ “総合資源エネルギー調査会 基本政策分科会 電力需給検証小委員会(第12回)‐配布資料 資料12 各電力会社提出資料(報告徴収資料)” (PDF) (2015年10月9日). 2015年12月5日閲覧。
- ^ 電源開発 石炭火力発電・地熱事業所一覧
関連項目
編集- 電源開発(J-POWER)
- 日本の火力発電所一覧
- 火力発電
- 汽力発電
- 蒲生田原子力発電所