榎本加奈子

日本の女性タレント、実業家、元女優、アイドル

榎本 加奈子(えのもと かなこ、1980年9月29日 - )は、日本実業家で、元タレント、元女優、元アイドルである。

えのもと かなこ
榎本 加奈子
榎本 加奈子
2013年
生年月日 (1980-09-29) 1980年9月29日(44歳)
出生地 日本の旗 東京都港区白金
血液型 B型[注 1]
ジャンル 実業家、元タレント、元女優、元アイドル
活動期間 1994年 - 2009年
配偶者 佐々木主浩
主な作品
テレビドラマ
家なき子2
イグアナの娘
聖龍伝説
おそるべしっ!!! 音無可憐さん
P.A. プライベートアクトレス
可愛いだけじゃダメかしら?
虹のかなた
ゲーム
榎本加奈子のボケ診断ゲーム
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榎本加奈子がプロデュース・経営しているkanakoのスープカレー屋さん仙台吉成店

東京都港区出身。芸能事務所は、ラッキーカムカム(イトーカンパニーグループ)を経て、タレント×キッズ×タレント(Talent×KIDS×Talent)所属。血液型B型[注 1]港区立朝日中学校卒業、日本音楽高等学校全日制普通科中退。夫は元プロ野球選手佐々木主浩

来歴

生い立ち

実家は東京都港区白金の米屋。2人姉妹の次女[1]。父親は千葉県君津市出身[2]。小学2年生から4年生まで、喘息を治す目的もあり、水泳、ピアノ、日本舞踊を習っていた。ピアノは練習が嫌いだった為、途中で辞めたが日本舞踊はずっと続けていたと述べている。小学4年生から中学2年まで、塾に点々と通い、家庭教師も3人、頼んでいたが本人は「わたしには勉強は合わないみたいですね(笑)」と述べている。

小学6年生のときにスカウトをされてモデル活動を始め、本格的に中学2年生のときに芸能界入り。

経歴

1995年、テレビドラマ『家なき子2』で本格的にデビュー。同ドラマでは安達祐実演じる主人公・相沢すずをいじめる裕福な家のお嬢様・木崎絵里花役を演じ、劇中の「エリカがたとえてあげる」というセリフで一躍注目を浴びた。悪役ではあるものの、その特徴的なキャラクターが受け、結果的にこの役が榎本のブレイクに繋がった[3]。また同年、フジテレビビジュアルクイーンにも選ばれる。

1996年、喘息の影響が撮影の時にも出ていた。高校への進学も望んでおり「勉強と仕事を両立させるコツがあったら教えて下さい!」といったコメントを残している[4]

1999年、自分の名前を冠したゲーム『榎本加奈子のボケ診断ゲーム』を発売。

2004年にはパチスロ機「シンドバッドアドベンチャーは榎本加奈子でどうですか」という本人をモチーフにした台が発売された。同年、衝突事故を起こし書類送検される(起訴猶予処分)。

同年春、プロ野球選手・佐々木主浩との不倫交際が発覚する。佐々木は2005年3月18日に前妻・清水香織との離婚が成立。同年4月29日に佐々木との間にできた男児を出産(妊娠7か月の早産のため1,000gの未熟児)、同年5月9日に結婚。2006年6月29日には2,290gの男児を出産、佐々木と前妻との間に生まれた子供2人を含め4児の母となった。

2006年6月17日放送・細木数子司会の『細木数子の緊急大予言』に2004年以来2年ぶりに夫の佐々木と共にテレビに出演。2007年2月13日放送『最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学』にも佐々木と夫婦でテレビに出演。

だが佐々木との結婚とほぼ同時期に、女優業からは一線を退いた。その後芸能界をも引退した。

引退後

2008年4月、自らプロデュース・経営しているスープカレー屋「Kandy Spice Poya」が、『kanakoのスープカレー屋さん』に店名変更。店のロゴを夫の縁でみずしな孝之がデザインした。現在生活の拠点を置いている仙台にも出店している[5]

行列のできる法律相談所2020年6月14日放送)に出演した3時のヒロインのメンバーの福田麻貴がファンだと公言をし出演が依頼されたが、榎本加奈子本人が芸能界を引退した事を理由に出演拒否をした。代わりに榎本が福田へ宛てた手紙が番組内で紹介された。結婚15年の歳月を経ての事実上の引退宣言であった。

人物

  • 奔放で強気なキャラクターで、それゆえに「無神経」「はすっぱ」と言われることもあり、トークも毒舌で下ネタ交じりということもあった[6]
  • 1998年秋に放送された『スーパークイズスペシャル』(日本テレビ)の優勝決定バトルのコーナーで、巨大水槽に沈んでいる正解の物を潜ってとってくるという競技に参戦。「P.A. プライベート・アクトレス」の衣装であるセーラー服を着用のまま、出題と同時にいち早く巨大水槽に潜った。水中でミニスカートが捲くり上がり、黒の見せパン(黒パン。下着が見えるのを防ぐ為に穿いていた)が露出してしまったが恥ずかしさよりも勝ち気さが勝った故のプレーだった[2]
  • かつての芸能事務所イトーカンパニー(ラッキーカムカム)は、名称「榎本加奈子」に商標権を留保していた(商標番号第4173022号、2008年7月31日存続期間満了により権利抹消)。
  • 『家なき子2』で演技自体ほぼ初めてだったため長いセリフが覚えられず、滑舌もよくなかったため、口パクで演技をし撮影後にアフレコをしたこともあるという[3]

出演

テレビドラマ

映画

VHS・DVD

劇場アニメ

ゲーム

ラジオ

バラエティ

  • ムキムキ!たまご(1995年、テレビ朝日)(MC)
  • 買物王(1996年4月-9月、フジテレビ)(MC)
  • おまねき猫(1999年10月-2000年3月、テレビ朝日)(MC)

CM

書籍

写真集
単行本
  • ここ。そこ。あそこ。(1999年11月、ぴあISBN 4892150606
  • かんたん!おいしい!かわいい!レシピ60―榎本加奈子の召し上がれ♥あ・た・く・し・の味(2003年5月、ぴあ)ISBN 4835605241

CD

  • 好きになっちゃった(2002年6月19日発売・ポニーキャニオン)オリコン49位
    1. 好きになっちゃった[5:13]
      作詞:秋元康/作曲:日下賢司/編曲:清水信之
    2. ありがとう[4:52]
      作詞:秋元康/作曲・編曲:太田美知彦
    3. 好きになっちゃった 〜Nawata's “Feel the Field" mix〜[5:37]
    4. 好きになっちゃった (オリジナルカラオケ)[5:13]
    5. ありがとう (オリジナルカラオケ)[4:49]
    • オムニバスアルバム「千枚谷」(2002年10月02日発売)に収録。

受賞歴

脚注

注釈

  1. ^ a b デビュー時はO型説もあった[要出典]

出典

  1. ^ BOMB」1995年11月号「巻頭大特集 榎本加奈子」を参照。
  2. ^ a b 週刊ポスト小学館)2001年7月13日号『中尾彬のウンチク付き突っ込み美女対談・第21回』(222-225ページ)より。
  3. ^ a b TALK SPECIAL VER.#58”. 『新堂本兄弟』番組公式サイト (2002年6月30日). 2014年9月5日閲覧。
  4. ^ 『電撃王』主婦の友社、1996年1月1日、183頁。 
  5. ^ 仙台に女優・榎本加奈子さんプロデュースのスープカレー専門店”. 仙台経済新聞 (2008年5月26日). 2014年9月7日閲覧。
  6. ^ 週刊現代講談社)2001年2月3日号 50-53ページより。

外部リンク