榊原悟
日本の美術史学者 (1948-)
榊原 悟(さかきばら さとる、1948年5月3日[1] - )は、日本の美術史学者、群馬県立女子大学名誉教授。岡崎市美術博物館・おかざき世界子ども美術博物館館長[2]。近世日本美術専攻、屏風絵が専門。
略歴
編集愛知県西尾市生まれ[3]。1972年、早稲田大学美術史学科卒業。1979年、同大学院博士課程単位取得満期退学。サントリー美術館主席学芸員を経て、群馬県立女子大文学部教授。
2003年、「贈呈屏風の研究」で早大文学博士。同年『美の架け橋』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
2010年4月、岡崎市美術博物館・おかざき世界子ども美術博物館館長に就任[4][5]。
著書
編集- 『屏風絵の景色を歩く』(1997年、新潮社)美術館へ行こう
- 『日本絵画のあそび』(1998年、岩波新書)ISBN 4-00-430574-8
- 『美の架け橋 異国に遣わされた屏風たち』(2002年、ぺりかん社)
- 『江戸の絵を愉しむ 視覚のトリック』(2003年、岩波新書)ISBN 4-00-430843-7
- 『日本絵画の見方』(2004年、角川選書)ISBN 4-04-703371-5
- 『江戸絵画万華鏡・戯画の系譜』(2007年、青幻舎)大江戸カルチャーブックス
- 『狩野探幽 御用絵師の肖像』臨川書店、2014
- 『屏風と日本人』敬文舎、2018
共著
編集- 『日本の七宝』(1979年、マリア書房)鈴木規夫との共著
脚注
編集- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.480
- ^ “施設概要”. 岡崎市美術博物館. 2013年12月12日閲覧。
- ^ “江戸の絵を愉しむ ―視覚のトリック”. 岩波新書. 2013年4月24日閲覧。
- ^ “『月報 岡崎の教育』2012年8月号” (PDF). 岡崎市教育ポータルサイト OKリンク. 岡崎市教育委員会. 2022年6月13日閲覧。
- ^ “芳賀 徹”. 公益財団法人日本文化藝術財団. 2022年6月29日閲覧。