極楽寺流北条氏

極楽寺流北条氏（ごくらくじりゅうほうじょうし）は、鎌倉時代の北条氏の分流。「極楽寺殿」と称された北条重時の子孫を極楽寺流と称する。北条氏内部で家格は高く、得宗家に次いでおり、その子孫は執権・連署・六波羅探題をはじめとする幕府重職に就き、また得宗家正室にも入っている。重時から伝わる『六波羅殿御家訓』と『極楽寺殿御消息』の2つの家訓があった。

• 北条重時
  • 長男・為時 - 苅田流祖
  • 二男・長時 - 赤橋流祖
  • 三男・時茂 - 常盤流祖
  • 四男・業時 - 普恩寺流祖
  • 五男・義政 - 塩田流祖
  • 六男・忠時 - 坂田流祖

系図

• 赤橋流・普恩寺流・塩田流の系図については当該項目を参照。

北条義時

（得宗家） 泰時

（名越流） 朝時

(極楽寺流） 重時

(政村流） 政村

(金沢流） 実泰

(伊具流） 有時

（苅田流） 時継

（赤橋流） 長時

（常盤流） 時茂

（普恩寺流） 業時

（塩田流） 義政

（坂田流） 忠時

長重

時久

宣覚

為宗

時俊

親時

時秀

為長

時兼

貞名

時員

為直

久宗

貞重

貞親

為秀

秀時

参考文献

• 細川重男編 編『鎌倉将軍・執権・連署列伝』吉川弘文館、2015年11月。ISBN 978-4-642-08286-0。 

関連項目

• 極楽寺 (鎌倉市)