梯川
日本の石川県小松市を流れる梯川水系の河川
梯川(かけはしがわ)は、石川県小松市を流れる一級河川。上流域では大杉谷川と呼ばれている。
梯川 | |
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河口付近 | |
水系 | 一級水系 梯川 |
種別 | 一級河川 |
延長 | 42 km |
平均流量 |
14.2 m3/s (埴田観測所2000年) |
流域面積 | 271 km2 |
水源 | 鈴ヶ岳(小松市) |
水源の標高 | 1,174 m |
河口・合流先 | 日本海 |
流域 | 日本 石川県小松市 |
語源
編集古くは大川と呼ばれたが、前田利常が小松城に入城したのち、寛永17年(1640年)に既にあった舟橋をより堅固な橋に架け替えた。この橋は川の増水時に橋板を増し、平水時には橋板を減らし、洪水を予見したときには橋板を外して舟の流出を防ぐ仕組みを取っていたため、「かけ橋」(梯)と名付けられた。のちに川も橋の名前を取り、「梯川」と呼ばれた[1]。
地理
編集小松市と加賀市との境界にある鈴ヶ岳に源を発し北流。赤瀬ダムを経て、小松市大野町で郷谷川を合わせる。ここから梯川となり北上。小松市千代町で鍋谷川を、河口近くで前川を合わせ、小松市安宅町で日本海に注ぐ。小松天満宮付近では分水路となっている[2]。上水道には使用されていない。
災害
編集主な支流
編集河口より記載
河川施設
編集河口より記載
- 軽海用水頭首工 - 軽海用水
- 御茶用水頭首工 - 御茶用水
- 赤瀬ダム(赤瀬町)
橋梁
編集河口より記載
- 住吉橋
- 梯川橋 - 北陸自動車道
- 城南橋 - 石川県道25号金沢美川小松線
- 石田橋
- 天神水道橋
- 小松大橋 - 石川県道101号小松根上線
- 梯大橋
- 梯川橋梁 - IRいしかわ鉄道線[8][9]
- 小松新橋 - 国道305号
- 白江大橋[2] - 石川県道54号寺畠小松線
- 能美大橋
- 梯川高架橋 - 国道8号小松バイパス
- 舟場橋
- 荒木田大橋[2] - 石川県道22号金沢小松線(加賀産業開発道路)
- 鴨浦橋 - 石川県道55号小松辰口線
- 軽海新橋 - 国道360号
- 中海大橋 - 石川県道165号金平寺井線
- 百石谷橋
脚注
編集- ^ 津金一彦 (2018年11月27日). “梯(かけはし)川_下流部” (PDF). 松本市. 2022年1月26日閲覧。
- ^ a b c d “【石川】堤防整備率 全国で下位 大雨で氾濫の梯川”. 北陸中日新聞Web. (2022年8月13日). オリジナルの2022年8月13日時点におけるアーカイブ。 2022年8月21日閲覧。
- ^ “石川では14年前の浅野川水害以来…8/4の記録的大雨『激甚災害』に指定へ 小松市で梯川が氾濫”. 石川テレビニュース (2022年8月23日). 2022年8月25日閲覧。
- ^ a b c d “石川県内大雨 250棟超被害 小松 低体温症など7人”. 北陸中日新聞Web. (2022年8月6日). オリジナルの2022年8月6日時点におけるアーカイブ。 2022年8月21日閲覧。
- ^ “石川県小松市 梯川で氾濫が発生 警戒レベル5相当の氾濫発生情報発表”. ウェザーニュース (2022年8月4日). 2022年8月21日閲覧。
- ^ “登山中だった馳浩知事、大雨で足止め…雨に関係ないFB投稿は削除”. 読売新聞オンライン. (2022年8月6日). オリジナルの2022年8月6日時点におけるアーカイブ。 2022年8月21日閲覧。
- ^ “石川 小松 大雨で崩れた川の護岸の応急的な復旧作業進む”. NHK NEWS WEB (2022年8月17日). 2022年8月21日閲覧。
- ^ “北陸新幹線延伸、どうなる「サンダーバード」と新快速 - 敦賀駅へ”. マイナビニュース (2022年7月24日). 2022年8月21日閲覧。
- ^ “北陸新幹線24年延伸 JRと石川県、並行在来線譲渡で合意”. 日本経済新聞. (2022年8月17日) 2022年8月21日閲覧。