梓澤要
梓澤 要(あずさわ かなめ、1953年7月20日[1] - )は、日本の小説家、時代小説作家。
梓澤 要 | |
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誕生 | 1953年7月20日 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
ジャンル | 歴史小説 |
主な受賞歴 |
歴史文学賞(1993年) 歴史時代作家クラブ賞(2014年) 中山義秀文学賞(2017年) |
ウィキポータル 文学 |
来歴
編集本名、永田道子。静岡県生まれ[2]。明治大学文学部史学地理学科(考古学専攻)卒業[3]。
1993年、『喜娘』で第18回歴史文学賞を受賞してデビューする[4]。2007年より東洋大学大学院で仏教学を学ぶ[5]。主に女性を中心に据えた時代小説を執筆しており、初期は古代の女性が主人公の作品が多い。
受賞歴
編集- 1993年 第18回歴史文学賞(『喜娘』)
- 2014年 第3回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)(『捨ててこそ空也』)
- 2017年 第23回中山義秀文学賞(『荒仏師 運慶』)[6]
作品リスト
編集- 『阿修羅』(1995年、新人物往来社、2009年、新人物文庫) ISBN 978-4-404-03723-7
- 『喜娘』(1995年、新人物往来社、2010年4月、新人物文庫) ISBN 978-4-404-03838-8
- 『百枚の定家』(1998年、新人物往来社、2001年、幻冬舎文庫) ISBN 4-404-02683-8
- 『正倉院の秘宝』(1999年、廣済堂出版) ISBN 4-331-05802-6
- 『夏草ケ原』(1999年、講談社) 短編集
- 『遊部(アソベ)』(2000年、講談社、2004年、講談社文庫)
- 『橘三千代』(2001年、新人物往来社)
- 『枝豆そら豆』(2003年、講談社)
- 『唐衣』(2004年、講談社) 短編集
- 『女(おなご)にこそあれ次郎法師』(2006年、新人物往来社) 「井伊直虎 女にこそあれ次郎法師」(角川文庫
- 『ヒロインの日本史 時代を彩った女性100人』(2006年、ベスト新書)
- 『恋戦恋勝』(2006年、光文社)短編集
- 『ゆすらうめ 江戸恋愛慕情』(2009年、光文社文庫)
- 『越前宰相秀康』(2011年、文藝春秋)のち文庫
- 『捨ててこそ空也』新潮社、2013 のち文庫
- 『光の王国 秀衡と西行』文藝春秋 2013
- 『荒仏師 運慶』新潮社 2016 のち文庫
- 『城主になった女井伊直虎』NHK出版 2016
- 『万葉恋づくし』新潮社 2017 のち文庫
- 『画狂其一』NHK出版 2017 (鈴木其一)
- 『方丈の孤月 鴨長明伝』新潮社 2019 のち文庫
- 『華の譜: 東福門院徳川和子』新潮社 2021
- 『あかあかや明恵』新潮社 2023
関連項目
編集脚注
編集- ^ 『文藝年鑑』2008
- ^ “梓澤要講演会 井伊直虎の実像に迫る~直虎は女(おなご)にござる~”. アットエス. 2017年11月15日閲覧。
- ^ 梓澤 要氏|講師の紹介
- ^ “梓澤要さんの仕事場訪問”. 日本出版販売 (2016年9月28日). 2017年11月15日閲覧。
- ^ “新刊展望 2016年 10月号 梓澤 要”. 日本出版販売. 2017年11月15日閲覧。
- ^ “中山義秀文学賞 梓澤要さんの「荒仏師運慶」”. 毎日新聞 (2017年11月14日). 2017年11月15日閲覧。