梅ケ峠駅

山口県下関市豊浦町にある西日本旅客鉄道の駅

梅ケ峠駅(うめがとうえき)は、山口県下関市豊浦町大字厚母郷梅ヶ峠にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線である。

梅ケ峠駅
駅舎(2018年5月)
うめがとう
Umegatō
黒井村 (3.4 km)
(3.9 km) 吉見
地図
山口県下関市豊浦町大字厚母郷梅ヶ峠2
北緯34度6分6.08秒 東経130度54分0.98秒 / 北緯34.1016889度 東経130.9002722度 / 34.1016889; 130.9002722座標: 北緯34度6分6.08秒 東経130度54分0.98秒 / 北緯34.1016889度 東経130.9002722度 / 34.1016889; 130.9002722
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 山陰本線
キロ程 658.8 km(京都起点)
電報略号 ウメ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
70人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1914年大正3年)4月22日[1]
備考 無人駅自動券売機 有)
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本州最西端の駅であり[2]、かつJR西日本管内の狭軌在来線としても最西端の駅である[3][注釈 1]

概要

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旧豊浦町と旧下関市の境界にあった。駅名は梅ヶ峠と言う名からだが、その名は昔、峠のあちらこちらにの木が生えていたことからと言われる。また「峠」を「トウ(古くはタオ)」と発音する例は、山口県で良く見られる。

歴史

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駅構造

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下関側に向かって左側(山側)に単式ホーム1面1線を有する地上駅停留所)。道路から階段で数段降りた所にある。棒線駅のため、下関方面行・小串方面行双方が同一ホームを共有する。

下関駅管理の無人駅。駅舎は待合室兼用で、その内部に自動券売機が設置されている。また、駅舎及びホームに本州最西端であることを示す看板や案内がある。

利用状況

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近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。2022年の年間利用客数は2万5564人である[13]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1999 712
2000 670
2001 482
2002 289
2003 181
2004 172
2005 172
2006 161
2007 150
2008 155
2009 146
2010 149
2011 131
2012 136
2013 141
2014 127
2015 115
2016 106
2017 95
2018 92
2019 95
2020 71
2021 75
2022 70

駅周辺

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駅東方に現存する旧梅光女学院大学(現・梅光学院大学)梅ヶ峠キャンパス(※現在は東駅キャンパスに全面移転しており当キャンパスは使用されていない)

下関市吉見豊浦町厚母郷間の「梅ケ峠」のすぐそばにある。道路沿いに国道191号が走る。

  • 安養寺厚母大仏
  • 毘沙ノ鼻
    • 本州最西端の。駅西方約5km。岬に至る公共交通機関は無く、駅からは徒歩90分を要する。
  • ときわ屋 豊浦店
    • 「二見饅頭」が人気の和菓子屋。駅北方約500m。なお、本店は同じ山陰本線長門二見駅前にある。
  • 無添加手作りレストラン 燻製屋
    • 駅南方約200m。

※以前は駅東方に梅光学院大学梅ヶ峠キャンパスがあったが、下関市中心部にある東駅キャンパスに統合され、2002年頃を最後に利用されなくなった[14]

その他

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  • 本州最西端の駅をPRするため、2018年(平成30年)12月に「本州最西端の駅PRイベント」が[3]2019年(平成31年)春の青春18きっぷの利用時期に「梅ヶ峠」情報発信キャンペーンが開催された[15]

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
山陰本線
黒井村駅 - 梅ケ峠駅 - 吉見駅

脚注

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注釈

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  1. ^ 狭軌在来線と断りが付くのは、博多駅 - 博多南駅間を結ぶ標準軌在来線博多南線が存在するためである。

出典

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  1. ^ a b 「通運」『官報』1914年4月28日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  2. ^ 本州最西端の駅「梅ケ峠」へようこそ!”. 山口県 (2021年11月1日). 2022年11月2日閲覧。
  3. ^ a b 山陰本線梅ケ峠駅で「本州最西端の駅PRイベント」開催”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道イベント (2018年12月11日). 2019年5月16日閲覧。
  4. ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、318頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  5. ^ 内閣印刷局, ed (1925‐05-26). “鉄道省告示 第85号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (3825). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2955973/4. 
  6. ^ 内閣印刷局, ed (1925‐08-01). “鉄道省告示 第141号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (3882). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2956030/2. 
  7. ^ 内閣印刷局, ed (1933-02-18). “鉄道省告示 第42号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (1839). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2958310/2. 
  8. ^ 『広島鉄道管理局この10年史:1965~1975』広島鉄道管理局、1976年3月、p.112。
  9. ^ 「山陰本線の合理化計画発表 伊上など五駅無人化」『中國新聞』昭和46年10月23日山口版 8面
  10. ^ 「通報 ●山陰本線梅ケ峠駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1971年12月20日、4面。
  11. ^ 「日本国有鉄道公示第492号」『官報』1971年12月20日。
  12. ^ 「八無人駅建てかえ 広鉄局」『交通新聞』交通協力会、1978年2月9日、1面。
  13. ^ 山口県統計年鑑 - 山口県
  14. ^ “梅光大梅ヶ峠キャンパス本格活用へ-下関”. 山口新聞. (2013年5月9日). https://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2013/0509/7p.html 2019年5月16日閲覧。 
  15. ^ 今年で 105 歳!本州最西端の駅「梅ヶ峠」情報発信キャンペーンの実施について”. 西日本旅客鉄道 (2019年3月12日). 2022年11月2日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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