桂桂寿
桂 桂寿(かつら けいじゅ、文政2年〈1819年〉(逆算) - 慶応3年6月26日〈1867年7月27日〉)は、江戸時代後期の落語家。本名∶渡邊 平三郎。江戸四代目桂文治であった。
江戸四代目 | |
![]() 結三柏は、桂文治一門の定紋である。 | |
本名 | 渡邊 平三郎 |
---|---|
生年月日 | 1819年 |
没年月日 | 1868年7月27日 |
師匠 | 司馬齋次郎 江戸三代目桂文治 |
名跡 | 1.司馬才賀 (1837年 - 1841年) 2.四代目桂文治 (1841年 - 1861年) 3.二世桂大和大掾 (1861年 - 1868年) 4.桂桂寿 (1868年) |
活動期間 | 1837年 - 1868年 |
家族 | 六代目文治(長男) 四代目桂文之助(次男) 江戸三代目桂文治(義父) 都川歌丸(実兄) |
経歴
編集父は徳川将軍家の伊賀組鉄砲組の渡邊平五郎で、その三男に生まれる。兄に音曲師の都川歌丸がいた。
1837年7月、浮かれ節・胡弓・虫の音の名人といわれた司馬齋次郎の門下に入り、司馬才賀の名で噺家となる。
1841年、江戸3代目桂文治の養子となり、4代目を襲名。
1861年、初席にて江戸3代目文治門下の2代目桂文楽に5代目を譲り、自らは2世桂大和大掾に改名。晩年には桂桂寿を名乗ったとされる。
人物
編集芝居噺や人情噺を得意とした。
弟子
編集家族
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- 『落語系圖』(月亭春松編)
- 『文之助系図』(4代目桂文之助著)
- 『上方落語の歴史』(前田勇著、杉本書店、1966年)
- 『古今東西落語家事典』(諸芸懇話会・大阪芸能懇話会共編、平凡社、1989年、ISBN 458212612X)