柴内 康文(しばない やすふみ、1970年[1][2] - )は、日本社会心理学者、東京経済大学コミュニケーション学部教授。専門は社会心理学、メディア・コミュニケーション論[2]

人物・来歴

編集

千葉市生まれ[2]1989年千葉県立千葉高等学校卒業[1]1994年東京大学文学部を卒業し、1999年に東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学[1][2]。この間、1993年から1997年にかけて、東京大学社会情報研究所研究生として学び、1997年1998年にはミシガン大学で行われた計量的手法による政治・社会調査の夏季プログラムに Program Scholar として参加した[1]

1999年同志社大学文学部専任講師となり、2002年に助教授へ昇任し、2007年に制度変更により准教授となった[1][2]2012年東京経済大学コミュニケーション学部教授[1][3]

パソコン通信の全盛期から、インターネット普及の初期段階へと、コンピュータを介して行うコミュニケーション (CMC) への関心を持ち[4]社会的ネットワーク[5]、社会関係資本(ソーシャル・キャピタル[6]といった論点からの議論を展開している。

インターネット普及の初期段階であった1990年代には、血液型性格分類を批判するウェブサイト「血液型を書くのはやめましょう」(後の「血液型-性格関連説について」)の運営者[3][7]としても知られていた[8][9]。また、「副業でシーザーサラダ研究家をやっている」と称し、「シーザーサラダ友の会」というウェブサイトも運営している[10][11]

主な業績

編集

共著

編集

訳書

編集

出典・脚注

編集
  1. ^ a b c d e f 柴内康文. “プロフィール”. 柴内康文. 2013年5月10日閲覧。
  2. ^ a b c d e 柴内康文 (2009年). “第2回有識者コラム 情報通信と「電縁」をめぐって”. 総務省. 2013年5月10日閲覧。
  3. ^ a b 川浦康至 (2013年3月16日). “教員のホームページ:柴内康文”. 東京経済大学コミュニケーション学部. 2013年5月10日閲覧。
  4. ^ “コンピューター・コミュニケーション学(研研学学)”. 朝日新聞・大阪夕刊: p. 11. (2000年6月3日)  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  5. ^ “会ったことない「メル友」 3人に3人「いる」 大阪・キタでアンケート”. 読売新聞・大阪朝刊: p. 27. (2003年1月1日)  - ヨミダス歴史館にて閲覧
  6. ^ “[間奏曲]メディアの可能性とは”. 読売新聞・大阪夕刊: p. 6. (2009年12月17日)  - ヨミダス歴史館にて閲覧
  7. ^ 血液型-性格関連説について”. 柴内康文. 2013年5月10日閲覧。
  8. ^ 血液型カルチャー年表”. 佐藤達哉. 2013年7月13日閲覧。
  9. ^ 岡山大学文学部心理学講座長谷川研究室”. 岡山大学文学部心理学講座長谷川研究室. 2013年7月13日閲覧。
  10. ^ 柴内康文. “シーザーサラダ友の会”. 柴内康文. 2013年5月10日閲覧。
  11. ^ さっそくトライ! 定番メニューの“スタンダード” シーザーサラダ”. Francfranc/BALS Corporation. 2013年5月10日閲覧。
学職
先代
関沢英彦
東京経済大学
コミュニケーション学部学部長

2017年 - 2020年
次代
山田晴通