柳田賞
柳田賞(やなぎたしょう)は、日本の学術賞。柳田国男賞。
1962年に日本の民俗学を開拓した柳田國男が没し、その業績を記念し創設。民俗学の業績に対して授与される。主催は成城大学内柳田賞委員会で、日本民俗学会が推薦を行う。2018年度で終えた。
歴代受賞者・受賞作
編集第1回から第10回
編集- 第1回 1962 桜井徳太郎『講集団成立過程の研究』、下野敏見『種子島民俗』『種子島漁業習俗』
- 第2回 1963 岩崎敏夫「本邦小祠の研究」
- 第3回 1964 小野重朗「南九州の柴祭、打植祭の研究」、竹田旦「民俗慣行としての隠居の研究」
- 第4回 1965 該当者なし
- 第5回 1966 堀田吉雄『山の神信仰の研究』、直江広治『屋敷神の研究』
- 第6回 1967 該当者なし
- 第7回 1968 上毛民俗学会(代表・上野勇)「北橘村の民俗」ほか一連の群馬県民族調査
- 第8回 1969 西谷勝也『季節の神々』
- 第9回 1970 向山雅重『信濃民俗記』、千葉徳爾『狩猟伝承の研究』
- 第10回 1971 喜舎場永珣『八重山古謡』
第11回から第20回
編集- 第11回 1972 該当者なし
- 第12回 1973 北見俊夫『日本海上交通史の研究』
- 第13回 1974 戸川安章『出羽三山修験道の研究』
- 第14回 1975 内田武志『菅江真澄全集』解題と研究
- 第15回 1976 該当者なし
- 第16回 1977 関敬吾『日本の昔話』
- 第17回 1978 天野武『若者組の研究』
- 第18回 1979 該当者なし
- 第19回 1980 石塚尊俊『西日本諸神楽の研究』
- 第20回 1981 瀬川清子『女の民俗誌―そのけがれと神秘』、坂口一雄『伊豆諸島民俗考』
第21回から第30回
編集- 第21回 1982 岡山民俗文化学会「岡山民俗文化論集」
- 第22回 1983 該当者なし
- 第23回 1984 桂井和雄『土佐民俗選集』
- 第24回 1985 該当者なし
- 第25回 1986 牛尾三千夫『神楽と神がかり』、亀山慶一『漁民文化の民族研究』
- 第26回 1987 該当者なし
- 第27回 1988 酒井卯作『琉球列島における死霊祭祀の構造』
- 第28回 1989 該当者なし
- 第29回 1990 三浦秀宥『荒神とミサキ』、田辺悟『日本蜑人伝統の研究』
- 第30回 1991 根岸謙之助『医療民俗学論』、平敷令治『沖縄の祭祀と信仰』
第31回から第40回
編集- 第31回 1992 本田安次『沖縄の祭と芸能』
- 第32回 1993 高松敬吉『巫俗と他界観の民俗学的研究』
- 第33回 1994 該当者なし
- 第34回 1995 橘礼吉『白山麓の焼畑農耕』
- 第35回 1996 該当者なし
- 第36回 1997 神野善治『人形道祖神』
- 第37回 1998 該当者なし
- 第38回 1999 該当者なし
- 第39回 2000 宮田登『日本人と宗教』、小島瓔礼『太陽と稲の神殿』
- 第40回 2001 該当者なし[1]
第41回から第53回
編集脚注
編集- ^ 『最新文化賞事典』1994、2002