柳 宣宏(やなぎ のぶひろ、1953年4月23日 - 2024年5月8日)は、日本歌人高等学校教員国語科)。

生涯

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神奈川県横須賀市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。

大学4年のときに論文主査として窪田章一郎に出会い、卒業後は章一郎主宰の「まひる野」に入会して短歌を始める(現在、同誌編集委員)。1990年谷岡亜紀大野道夫大辻隆弘らと同人誌「ノベンタ」を創刊。長年にわたって座禅に取り組んでおり[1]ですます調などを用いた平俗な口語体で、自己との葛藤をモチーフとした歌を作る。2010年、歌集『施無畏』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

湘南白百合学園中学・高等学校教頭を経て[2]函嶺白百合学園中学校・高等学校教頭補佐。三省堂高等学校国語教科書編集委員。

2024年5月8日、虚血性心不全により死去。71歳没[3]

著書

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  • 『与楽』(砂子屋書房、2003年)
  • 『施無畏』(砂子屋書房、2009年)
  • 『カジン先生のじかん:短歌エッセイ』(みくに出版、2013年)
  • 『丈六』(砂子屋書房、2020年)

脚注

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  1. ^ 小高賢編著『現代の歌人140』(新書館
  2. ^ 私学の魂
  3. ^ 歌集「施無畏」などの歌人、柳宣宏さん死去 71歳”. 産経ニュース (2024年5月14日). 2024年5月14日閲覧。

外部リンク

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