松竹大谷図書館
松竹大谷図書館(しょうちくおおたにとしょかん)は、東京都中央区築地に所在する私立図書館である[1][2]。演劇と映画に特化した専門図書館であり[2]、同名の公益財団法人松竹大谷図書館が管理・運営を行っている[3]。
松竹大谷図書館 Shochiku Otani Library | |
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施設情報 | |
専門分野 | 演劇、映画 |
管理運営 | 公益財団法人松竹大谷図書館 |
開館 | 1958年 |
所在地 |
〒104-0045 東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア3階 |
位置 | 北緯35度40分5.8秒 東経139度46分9.9秒 / 北緯35.668278度 東経139.769417度座標: 北緯35度40分5.8秒 東経139度46分9.9秒 / 北緯35.668278度 東経139.769417度 |
統計情報 | |
蔵書数 | 446,317点[1](2013年度末時点) |
来館者数 | 3,035人[1](2013年度) |
年運営費 | 46,111,540円[1](2013年度) |
公式サイト | https://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/ |
地図 | |
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館 |
利用状況は2013年度における閲覧者数が3,035人で、閲覧資料点数が31,683点である[1]。
設立の経緯
編集1955年11月3日、松竹の共同設立者である大谷竹次郎は文化勲章受章の栄に浴した[4][5]。「これは一個人でなく、演劇・映画界を代表して授かったもの」と考えた大谷は、受章により支給される年金の使途として、蒐集していた資料の公開に思い至る[5]。かくして演劇・映画専門図書館設立のため、1956年12月に財団法人松竹大谷図書館が設立され、準備期間を経て1958年7月に松竹会館9階に図書館が開館した[5][2]。当初の所蔵資料点数は約8万点であったが[6]、2年後の1959年10月には約10万点まで増加した[5]。
開館当時は演劇等の専門文化施設は珍しく、他には早稲田大学坪内博士記念演劇博物館が存在する程度であった[5]。また大谷はその遺言状の中で図書館の運営継続を命じたとされている[5]。
沿革
編集所蔵資料
編集下記に関する書籍、雑誌、スチル写真、台本、プログラムなどを所蔵している[9]。2014年3月末の所蔵資料点数は446,317点である[1]。
サービス
編集所蔵資料はすべて閉架式で、図書館内での閲覧のみ可能[9][14]。館外への貸し出しは行わない。閲覧室の座席数は14[14]。
開館時間
編集平日:10時00分 - 17時00分。
休館日
編集土曜日曜・祝祭日及び年末年始、毎月最終木曜日。
立地
編集松竹本社(東劇ビル)の晴海通りを挟んだ向かい側に立つ、銀座松竹スクエア(旧ADK松竹スクエア)の3階に位置する。歌舞伎座や中央区役所にほど近い。
脚注
編集- ^ a b c d e f 松竹大谷図書館. “平成25年度事業報告書”. 2015年6月24日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 松竹大谷図書館. “概要 - 沿革”. 2015年6月24日閲覧。
- ^ 松竹大谷図書館. “公益財団法人 松竹大谷図書館 定款”. 2015年6月24日閲覧。
- ^ 中野文庫. “文化勲章受章者一覧”. 2015年6月25日閲覧。
- ^ a b c d e f 読売新聞 ヨミダス歴史館にて検索 - 読売新聞 1959年10月31日夕刊 5面
- ^ a b 松竹大谷図書館. “演劇・映画の専門図書館の設立から開館まで”. 2015年6月24日閲覧。
- ^ a b 読売新聞 1999年5月21日東京夕刊 18面
- ^ 「中央区まちかど展示館」公式パンフレット[1] (PDF)
- ^ a b 松竹大谷図書館 パンフレット
- ^ 『松竹大谷図書館ニューズレター』179、2013年2月、p.1
- ^ 「歌舞伎 - 江戸の芝居小屋」(サントリー美術館サイト)(出品作品リスト中に「かふきのさうし」がある)
- ^ 「知られざる歌舞伎座の名画」(山種美術館サイト)
- ^ 『月刊東京』東京自治問題研究所刊 1999年10月15日発行 196号 13ページ
- ^ a b 『図書館雑誌』 日本図書館協会編 2013年2月発行 107ページ
- ^ a b 松竹大谷図書館. “アクセスマップ”. 2015年6月12日閲覧。