松浦慶斗

日本のプロ野球選手

松浦 慶斗(まつうら けいと、2003年7月1日 - )は、宮城県石巻市出身(北海道旭川市育ち[2])のプロ野球選手投手)。左投左打。北海道日本ハムファイターズ所属。

松浦 慶斗
北海道日本ハムファイターズ #55
2024年7月20日ウインク球場
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 宮城県石巻市
北海道旭川市育ち)
生年月日 (2003-07-01) 2003年7月1日(21歳)
身長
体重
186 cm
95 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2021年 ドラフト7位
初出場 2022年9月25日
年俸 540万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

編集

プロ入り前

編集

石巻市立門脇小学校1年生の時に門小ガッツスポーツ少年団で野球を始めるが[2]、同時期に東日本大震災で被災し、2年生の終わりに両親の故郷である北海道に転居[3]。旭川市立新富小学校に転校すると新富野球少年団に入部する[2]。6年生の時には、北海道日本ハムファイターズジュニアに選抜された[2]

旭川市立明星中学校に進学すると、旭川大雪ボーイズに所属[2]。1年生の時に12歳以下の国際大会であるカル・リプケンワールドシリーズに日本代表として出場し世界制覇に貢献[4]。中学3年時には札幌ドームで開催された「FIGHTERS BASEBALL CHAMPIONSHIP U-15」で優勝した[2]

2019年、大阪桐蔭高校に進学。1年秋からベンチ入りを果たすと、2年夏の交流試合と3年春のセンバツ、夏の甲子園に出場[2]。2年秋からはエースナンバーを背負った。高校の同期には池田陵真、2学年上には中田惟斗、1学年上には仲三河優太、1学年下には松尾汐恩、2学年下には前田悠伍がいる[5]

2021年10月11日に行われたドラフト会議にて、北海道日本ハムファイターズから7位指名を受けた[6]。11月16日、契約金2000万円、年俸520万円で仮契約を結んだ(金額は推定)[7]。背番号は55[8]

日本ハム時代

編集

2022年は、上半身のコンディション不良もあり体作りに励んだ後、8月17日のイースタン・リーグ東京ヤクルトスワローズ戦(鎌ヶ谷)で実戦初登板し、1回2失点だったが最速150km/hを記録した[9]。9月25日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦(札幌ドーム)で一軍デビューを果たし、5回表に3番手としてプロ初登板。1回を投げて2失点し敗戦投手となるが、自己最速となる153km/hを計測した[10]。一軍出場はこの1試合のみで、二軍では5試合に登板し、5回を投げて防御率7.20という成績だった。

選手としての特徴・人物

編集

高校時代に最速150km/hを記録した球威のある直球が武器の左腕[11]。変化球はスライダーカーブフォークを投げ込む[12]

下半身の筋力に自信があり、仮契約後にヒップを測ったところ、115cmであった[13]

愛称は「ビンドゥン[14]

父・吉仁も元球児であり、北海高校で2度(1988年春、1989年夏)甲子園へ2度出場を果たしている[4]。北海高校卒業後は、社会人野球チームの日本製紙旭川硬式野球部に進み、その後同部の統合先である日本製紙石巻硬式野球部で引退。引退後は同野球部の監督を務めていた[15]

福岡ソフトバンクホークスに所属していた古谷優人はいとこにあたる[16][4]

詳細情報

編集

年度別投手成績

編集




















































W
H
I
P
2022 日本ハム 1 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 6 1.0 2 0 1 0 0 0 0 0 2 2 18.00 3.00
通算:1年 1 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 6 1.0 2 0 1 0 0 0 0 0 2 2 18.00 3.00
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

編集


投手












2022 日本ハム 1 0 1 0 0 1.000
通算 1 0 1 0 0 1.000
  • 2023年度シーズン終了時

記録

編集
初記録

背番号

編集
  • 55(2022年 - )

登場曲

編集

脚注

編集
  1. ^ 日本ハム - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2022年11月22日閲覧
  2. ^ a b c d e f g 【日本ハム】ドラフト7位の大阪桐蔭・松浦慶斗が仮契約 ビッグボス化を宣言」『スポーツ報知』2021年11月17日。2021年12月24日閲覧
  3. ^ 大阪桐蔭エース、東日本大震災を経験 忘れられない光景」『朝日新聞DIGITAL』2021年3月15日。2023年8月15日閲覧
  4. ^ a b c 【ファイターズ】旭川育ち ドラフト7位 松浦慶斗投手(大阪桐蔭高)と仮契約」『FNNプライムオンライン』2021年11月17日。2021年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月24日閲覧
  5. ^ 【動画】大阪桐蔭勢が指名されれば、5年連続。3名全員指名受ければ、4年ぶりの快挙!」『高校野球ドットコム』2022年9月26日。2023年7月16日閲覧
  6. ^ 1位天理高・達孝太、2位千葉学芸高・有薗ら/日本ハムドラフト指名一覧」『日刊スポーツ』2021年10月11日。2021年10月12日閲覧
  7. ^ 日本ハム1位の達孝太に焦りなし「まずは体作り」天井降りも「やります」」『日刊スポーツ』2021年11月6日。2021年12月5日閲覧
  8. ^ 日本ハム ドラ1・達は有原ら背負った「16」に決定 新入団選手の背番号発表」『スポーツニッポン』2021年12月5日。2024年1月20日閲覧
  9. ^ ドラ7松浦が2軍デビュー戦でいきなり最速タイ150キロ「自分の真っすぐ投げられた」」『道新スポーツ』2022年8月17日。2023年7月18日閲覧
  10. ^ 日本ハム・松浦慶斗が自己最速更新153キロの1軍デビュー 野球漫画MAJORの剛腕・眉村をリスペクト」『サンスポ』2022年9月25日。2023年7月18日閲覧
  11. ^ 【北海道日本ハムファイターズ】高校ビッグ3に見劣りしない大型右腕・達孝太ら将来のエース候補を確保 | ドラフト名鑑2021」『DAZN』2021年10月17日。2023年6月25日閲覧
  12. ^ 優勝候補・大阪桐蔭が誇る大型左腕 松浦慶斗が“ドラ1候補”になるために必要なこと」『BASEBALL KING』2021年3月5日。2023年6月25日閲覧
  13. ^ 日本ハム7位松浦慶斗 大谷&吉田以上の“ヒップ”でビッグボスにアピール」『日刊スポーツ』2021年11月16日。2021年12月24日閲覧
  14. ^ 《FIGHTERS GIRLS SERIES 2022》ファイターズ推し選手権―推しは宝物―推しナイン決定&ニックネーム発表」『北海道日本ハムファイターズ』2022年5月26日。2023年6月25日閲覧
  15. ^ 全道ナンバーワン左腕・松浦慶斗」『ベースボール北海道 ストライク』2018年8月18日。2021年12月24日閲覧
  16. ^ 大阪桐蔭・松浦慶斗投手がプロ志望を表明 ソフトバンク古谷優人投手はいとこ」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2021年8月23日。2021年12月26日閲覧
  17. ^ a b 【一問一答】高卒3年目の松浦慶斗 プロ初ホールド 同期柳川の活躍に燃えた」『道新スポーツ』2024年8月8日。2024年8月9日閲覧

関連項目

編集

外部リンク

編集