松江水郷祭湖上花火大会
松江水郷祭湖上花火大会(まつえすいごうさいこじょうはなびたいかい)は、島根県松江市で毎年8月上旬[注 1]に開催される花火大会である。
松江水郷祭湖上花火大会 | |
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概要 | |
正式名称 | 松江水郷祭 |
開催時期 | 8月上旬 |
初回開催 | 1929年 |
会場・場所 | 宍道湖上 |
打ち上げ数 | 9,000~13,000発 |
主催 | 松江水郷祭推進会議 |
概要
編集例年、2日間に渡って、初日3,000発、2日目6,000発の計9,000発が打ち上げられていた。2014年も同様に打ち上げられる予定だったが、台風11号接近の影響で2日間とも中止となり、後日、1日で9,000発をまとめて打ち上げた。これが好評となり、翌2015年は2日間で計13,000発を打ち上げ、2016年からは1日で10,000発を打ち上げるように変更された。2019年は2日間で計13,000発打ち上げる。2023年は特別プログラムとして「水郷祭スペシャルドローンショー」が実施され、花火の打ち上げ前にドローン500機が編隊を組み、夜の湖上を幻想的に滑空した。
2020年は、東京オリンピックの開催時期と重なることを避けるため(警備や交通規制の面で人員確保が難しいため)、当初は例年の8月上旬ではなく、9月12日に打ち上げられることが発表されたが、新型コロナウイルスの影響により打ち上げ中止が決まった。
開催当日は、宍道湖上で航泊禁止区域を定め、関係者以外の船舶の航泊を禁止している。
県外客用に有料の観覧席や臨時駐車場が設けられている[1]。
- 2014年:当初、台風11号接近の影響で打ち上げ中止[2]が決まったが、8月30日に順延された。
- 2020年:新型コロナウイルスの影響により、打ち上げ中止が決まった。
2023年は、2019年以来、4年ぶりの開催となった。この間、物価高騰により花火の打ち上げ経費や警備費用などの負担が増える一方、企業などからの協賛金などの収入は頭打ちとなり、主催者である松江水郷祭推進会議は有料席の増加に踏み切った。しかしながら3割ほどの座席が売れ残ったこと、無料で観覧する客からの不満や滞留場所などについて課題が残された[3]。
飲食ブースも充実しており、2024年には
・「松江YEG」 焼きそば各種、チュロス、飲料
・「松江YEG OB会」 やきうどん、ソーセージ&枝豆
・「出雲YEG」 フランクフルト、飲料
・「平田YEG」 チキンケバブサンド、肉汁餃子、激辛餃子スープ、飲料
・「安来YEG」 イチゴスムージー、枝豆、飲料
・「三次YEG」 三次唐麺焼
・「米子YEG」 にんから、イカ焼、大山どり串・・・など
・「鳥取YEG」 アイスフルーツサワー、アイスフルーツサイダー
・「鳥取県西部中小企業青年中央会」 大連の揚げ餃子、かき氷、飲料
が出店した。
日程・打上数
編集開催年 | 開催日 | 打上数 | |
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2011年 | 8月6日 | 3,000発 | |
8月7日 | 6,000発 | ||
2012年 | 7月28日 | 3,000発 | |
7月29日 | 6,000発 | ||
2013年 | 8月3日 | 3,000発 | |
8月4日 | 6,000発 | ||
2014年 | 8月8日 | 3,000発(中止) | |
8月9日 | 6,000発(中止) | ||
8月30日 | 9,000発 | ||
2015年 | 8月1日 | 3,000発 | |
8月2日 | 10,000発 | ||
2016年 | 7月30日 | 10,000発 | |
2017年 | 8月5日 | 10,000発 | |
2018年 | 8月4日 | 10,000発 | |
2019年 | 8月3日 | 10,000発 | |
8月4日 | 3,000発 | ||
2020年 | 9月12日 | 10,000発(中止) | |
2023年 | 8月5日 | 10,000発 | |
8月6日 | 10,000発 | ||
2024年 | 8月3日 | 10,000発 | |
8月4日 | 11,000発 |
関連項目
編集脚注
編集- ^ 9、10日に松江水郷祭 湖上花火9千発、初の有料観覧席も - MSN産経ニュース
- ^ 【花火打ち上げ中止】2014松江水郷祭
- ^ “花火有料エリア拡大 不発”. 読売新聞オンライン (2023年8月28日). 2023年8月31日閲覧。
注釈
編集- ^ 7月下旬に開催されることもある。