東原力哉
東原 力哉(ひがしはら りきや、1956年7月19日[1] - )は1980年代の関西異色フュージョンバンド「ナニワエキスプレス」のドラマー及びスタジオ・ミュージシャンである。香川県高松市生まれ[1]。
来歴
編集ザ・ベンチャーズのメル・テイラーに影響を受け、12歳からドラムの演奏を始め、15歳の時、大阪でプロデビューを果たす[2]。
「ナニワエキスプレス」は、1980年代初頭から年間160本以上のライブをこなすライブバンドであったが、1986年に解散。その後、本多俊之「RADIOCLUB」、清水興「SOUL EXPRESS」、渡辺香津美「RESONANCE VOX」などに参加する。海外でも国際交流基金主催のコンサートなどで、東南アジア、南米、ヨーロッパなど数多くの海外公演にも参加した。ナニワエキスプレスは2003年にNANIWA EXPとして再結成、アルバム「Life of music」「This is It!」「30th」をリリースしている。「This is It!」ではデニス・チェンバースとの共演も行った。他にも数多くのバンドに参加している。
裸足でドラムを演奏することでも知られている。「ドラム・マガジン」でのインタビューで、『昔ある仕事で呼ばれて、スーツを着て演奏する機会があったけど、お前その裸足は何とかならんのかと言われて、足を靴墨で黒く塗って「どや、これでええんやろ」と言ってやった。向こうのバンマス呆れてたけどな(笑)』というエピソードを語っていた。
2021年2月17日、バンドの公式ホームページ、及びYouTube上において2020年末に5年前から悩まされていた原因不明の運動障害が悪化し活動ができない状態に陥っていることが公表された。検査の結果小脳に萎縮が認められこれが起因と見られているが具体的な原因は不明。また日常生活では支えがなければおぼつかない状況で、座っていてもすぐに横に倒れてしまうことがあるという。現在は自宅療養を続けながら復活を目指している[1][3][4]。
出典
編集- ^ a b c “ナニワエキスプレス東原力哉が原因不明の運動障害を公表、現在活動休止中”. Billboard JAPAN. (2021年2月17日) 2021年2月17日閲覧。
- ^ 1993年3月21日リリース『RED ZONE NANIWA EXPRESS SBM BEST SELECTION』ライナー・ノーツより
- ^ “ナニワエキスプレスより重大なお知らせ”. ナニワエキスプレス公式ホームページ (2021年2月17日). 2021年2月17日閲覧。
- ^ ナニワエキスプレスより大事なお知らせ - YouTube。リーダー清水興によるメッセージ。2021年2月17日配信、2021年2月20日閲覧
外部リンク
編集- Rikiya Higashihara Website
- 東原力哉 - パール楽器による本人のセッティング紹介
- 東原力哉 (100071251779555) - Facebook