村山明 (木工芸)
村山 明(むらやま あきら 1944年3月25日 - )は日本の木工芸家、重要無形文化財「木工芸」保持者(人間国宝)。
木工芸の人間国宝では8人目の認定者である[1]。日本工芸会理事、京都工芸美術作家協会副理事長、京都市芸術文化協会評議員[2]。京都市立美術大学(現、京都市立芸術大学)美術科彫刻専攻出身。
人物
編集兵庫県尼崎市出身。学生時代から油絵を好み京都市立美術大学(現、京都市立芸術大学)に進むも大学では彫刻を専攻した。木工芸家黒田辰秋の長男が同大にいたことが縁で1966年大学卒業とともに黒田辰秋に師事(黒田は1970年に人間国宝に認定)。1970年、第17回日本伝統工芸展入賞をきっかけに本格的な木工芸家となり、その後、宇治市に工房を構える。1989年には「欅拭漆盤」がイギリス、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館の収蔵品になる。作品は刳物を得意とし欅(ケヤキ)を好む[1]。
経歴
編集関係者
編集- 黒田辰秋 村山の師 木工芸では最初の人間国宝
脚注
編集- ^ a b c 『人間国宝事典』238頁。
- ^ a b “作家集団 工芸京都・同人自己紹介/村山 明”. 作家集団 工芸京都. 2011年8月26日閲覧。
- ^ “平成17年春の褒章受章者 京都府” (PDF). 内閣府. p. 1 (2005年4月29日). 2005年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月17日閲覧。
参考文献
編集- 南邦男監修 『人間国宝事典』芸艸堂、2009年。ISBN 978-4-7538-0245-6
外部リンク
編集- 日本工芸会・村山 明氏の主要作品
- アートギャラリー印刷通信社