村山仁志
村山 仁志(むらやま ひとし、1968年7月19日[1] - )は、長崎放送 (NBC)のアナウンサー、NBCラジオ佐賀放送局の局長[3][4]。作家としても活動している[1]。
むらやま ひとし 村山 仁志 | |
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プロフィール | |
愛称 | 三井 雷太 |
出身地 | 日本 長崎県長崎市[1] |
生年月日 | 1968年7月19日(56歳) [1] |
身長 | 174cm |
血液型 | A型 |
最終学歴 | 日本大学芸術学部[2] |
勤務局 | 長崎放送 |
部署 | NBCラジオ佐賀 |
活動期間 | 1992年 - |
ジャンル | 情報・バラエテイ |
配偶者 | 有り |
著名な家族 | 村山早紀 |
公式サイト | NBC 村山アナ紹介 |
出演番組・活動 | |
出演中 | 『あさかラ!』(ラジオ) |
出演経歴 | 『情報コンビニ 午後ゴGO!!』、『きかせられないラジオ』、『あっ!ぷる』、『ラジDONサタデー 奥様と村山のドラマチックな昼下がり』、『THE TIME,』『げなパネ!』等 |
経歴
編集長崎県長崎市出身[1]。児童文学作家の村山早紀は実姉[5]、父親(故人)は元海上自衛官[7]。
長崎県立長崎西高等学校、日本大学芸術学部卒業[2]後、1992年入社。
1999年長崎本社に戻った後も、2012年春までと2020年以降は主にラジオ番組を担当していた。
2023年4月、局長[3]として24年振りにラジオ佐賀へ再赴任。
2009年、三井雷太(みついらいた)というペンネームで小説家デビュー[8]。2014年以降は、本名で執筆。
アナウンサー以外の活動
編集似顔絵を得意としており、『ラジDONサタデー』パートナーのごうまなみが出版したエッセイ「勇歩と私とラジオな人々」の表紙と挿絵は彼が描いたものである。
佳山明生のベストアルバム「やすらぎ」[9]のジャケットイラストも手がけた。
脚本家・演出家としても活動しており、2006年秋に宝塚歌劇団宙組が上演した「Young Bloods!!」は、日芸在学中にミュージカル研究会に属し、そのときに書いた脚本を同級生の藤井大介が宝塚用に改作したものである。[10]
『満腹ワイド ラジDONぶり』冒頭の寸劇「お茶の間劇場」は、彼の書き下ろしの脚本である。
2009年には、三井雷太(みついらいた)というペンネームで執筆した小説『パラダイスロスト』で、学研の第1回メガミノベル大賞金賞を受賞[8]し、小説家デビューした[11]。
電撃ホビーマガジン誌で2011年より2013年まで「きかラジコラム」を連載(28回で終了)。イラストは西村誠芳ら、きかせられないラジオに縁の深い作家陣らが担当した。
2013年7月高浪慶太郎のユニット「プレイタイム・ロック」1stアルバム「Play Time」に作詞で参加。
2024年5月~10月、佐賀新聞の創刊140周年記念作品として、小説「午前0時のラジオSAGA」を毎日連載。挿絵も本人が担当した。[12]
著書
編集- 2009年10月 「パラダイスロスト」(三井雷太名義)/学習研究社[13]
- 2014年7月 「午前0時のラジオ局」/PHP文芸文庫[14]
- 2015年1月 「夏服少女からの伝言 午前0時のラジオ局」/PHP文芸文庫[15]
- 2015年7月 「星空のオンエア 午前0時のラジオ局」/PHP文芸文庫[16]
- 2015年9月 「午前0時のラジオ局〜ノクターンをもう一度〜」書き下ろし短編/著者HPにて公開(文庫未収録)[17]
- 2016年11月 「軍艦島1973 ―僕たちのあの島へ―」書き下ろし短編/実業之日本社(文庫未収録)[18]
- 2016年12月 「アゲイン 〜私と死神の300日〜」/TO文庫[19][20]
- 2017年4月 「事件記者・星乃さやかの涙」/PHP文芸文庫[21]
- 2020年12月 「魔法の声 〜長崎東山手放送局浪漫〜」/ことのは文庫[22]
- 2022年2月 「白銀の輪舞」未発表長編の無料公開/note[23]
- 2023年2月 「午前0時のラジオ局」番外編<真夜中の訪問者>」書き下ろし短編/note[24]
- 2024年5月~10月、佐賀新聞の創刊140周年記念作品として、小説「午前0時のラジオSAGA」を毎日連載。挿絵も本人が担当。[25]
ラジオドラマ化
編集- 2014年12月15日「午前0時のラジオ局 ラジオ版~佳澄のひとり語り~」脚本(NBCラジオ 2014年12月15日から全6回放送)[26]
- 2016年04月18日「午前0時のラジオ局」台湾版 ラジオドラマ(台湾版出版[27]にあたり、台湾の出版社・皇冠文化集團が作製)[28]
- 2016年04月25日「午前0時のラジオ局~ノクターンをもう一度~」(大原さやか朗読ラジオ「月の音色~radio for your pleasure tomorrow~第53回」)[29]
- 2017年2月6日、13日、20日、27日「午前0時のラジオ局」(文化放送 青山二丁目劇場[30]) 脚本/長濱貴一[31] 本人も第4話でアナウンサー役で出演[30]。
- 2022年6月12日『小栗有以・坂口渚沙・小林蘭の…ひろゆきをビビらせたい』スペシャル怪談ラジオドラマの脚本(NBCラジオ)[32]
作品の舞台化
編集- 2006年8月31日~9月5日「Young Bloods!!」原作台本を提供(宝塚歌劇団宙組/宝塚バウホール)[33]
- 2023年3月2日~22日 舞台『午前0時のラジオ局』(3月2日~12日 銀座 博品館/17日~19日 松下IMPホール/21日~22日 長崎市民会館)台本・演出/霧島ロック 出演/福田悠太(ふぉ~ゆ~)・浜中文一・深沢敦・後藤英樹・道上珠妃(ダウ90000)・大河原恵[34]
- 2025年1月11日 朗読劇「午前0時のラジオSAGA-前夜-」 会場/浪漫座(佐賀市・旧古賀銀行) 原作・脚本/村山仁志 出演/置鮎龍太郎・東久仁彦・宮田悠輝仁・下村結空 ピアノ劇伴/下条絵里子[35]
人物・エピソード
編集高校卒業後の進路について、科学者・小説家・漫画家・医者・弁護士となってみたい職業が多くて決められず、入学した大学で決めようと思い、その結果日本大学芸術学部しか受からなかったことで、「これは神様がアナウンサーになれと言っているということかな」と思ったことでアナウンサーを目指すようになる[36]。アナウンサーを目指すようになったのは、久米宏への憧れもあったと話している[36]。入学式の次の日に、大学に教授として来ていた新堀俊明(元TBSアナウンサー)の元を訪れ、自分は絶対にアナウンサーになりたい旨を伝えると「君のような子が一番気持ち悪い」と言われる。新堀曰く、アナウンサーになりたいと目をぎらつかせていたり、放送研究会などに入ってその気になっている子が放送業界の人間からしてみると胡散臭く感じるとのこと。そこで「大学4年間はアナウンサーとは全く関係ないことをやりなさい」と言われる[36]。そして村山本人は経験が無いながらもミュージカル研究会に入部した[36]。
アナウンサー試験では東京のキー局も受験していたがかなわず、ある地方局から内定はもらっていた。しかし「地元だったら親孝行できる」と考え、長崎放送を受験するにあたって、その内定は辞退している。長崎放送の面接試験で、その地方局から内定をもらっていることを指摘された時に、それは辞退したと答えた上で「内定を持ったまま(ここに来たら)だと失礼にあたるからです」と答えたという[36]。
永六輔や森山周一郎、琴欧洲、ささきいさおなどの物まねを頻繁に披露している。
2002年には林田繁和アナとトークライブ「トーキングセッション男子アナ天国」を企画、さらにこのトークショーがNBCアナウンサー総出演のイベント「アナアナ大作戦」に発展した。村山アナはすべての舞台で企画・演出を手がけており、2011年まで毎年秋の名物行事であった。
『想い出の花束』で披露する1980年代のアイドル・アーティスト、または1970年代から1980年代の子供向け番組に関するマニアックな薀蓄はほぼ村山アナの体験と記憶で蓄積したものである。日本発売の半年前に「恋のマイアヒ」をオンエアさせている。
以前、MBS・TBS系列で共同制作されていた全国高校ラグビー大会の長崎代表校の試合を中心に、2回戦まで担当していたことがある[37]。
2011年に、JNN・JRN系列で優秀なアナウンサーに与えられるアノンシスト賞の「ラジオフリートーク部門最優秀賞」受賞。
2018年に、第55回ギャラクシー賞ラジオ部門DJパーソナリティ賞受賞[38][39]。2019・2022年に、第56・59回ギャラクシー賞総合司会担当[40][41]。
担当番組
編集- 過去の担当番組
「あっ!ぷる」と「げなパネ!」、TBS制作で長崎担当リポーターであった「THE TIME,」以外は、いずれもラジオ番組である。
- 村山君のミトコンドリア(日)
- 村山仁志のファイヤー!電リク(日)
- TOY BOX RADIO
- 午後が大好き!もぎたてラジオ
- 満腹ワイド ラジDONぶり(木、金)
- ラジDONサタデー 奥様と村山のドラマチックな昼下がり(土)
- 想い出の花束(月~金)
- あっ!ぷる(テレビ番組)2012年4月 - 2014年3月
- 情報コンビニ 午後ゴGO!!(月~水)
- きかせられないラジオ(土)- 休止中
- げなパネ!(水)ナレーション
- THE TIME,(2022年4月21日[42] - )
- NBCニュース※テレビ・ラジオ[43]
- V・ファーレン長崎ホームゲーム中継
脚注
編集- ^ a b c d e “アナウンサープロフィール 村山仁志”. NBC長崎放送. 2017年11月15日閲覧。
- ^ a b “著者紹介”. TOブックス. 2017年11月15日閲覧。
- ^ a b “ありがとう長崎!ただいま佐賀!!”. NBC長崎放送 (2023年3月29日). 2023年4月3日閲覧。
- ^ “【動画】キー局に負けない番組作りを NBCラジオ佐賀・村山新局長に聞く 初のアナウンサー兼任 「ギャラクシー賞」の経験生かし | 暮らし・文化 | 佐賀県のニュース”. 佐賀新聞 (2024年10月14日). 2024年10月14日閲覧。
- ^ 『夏服少女からの伝言 午前0時のラジオ局』PHP文芸文庫刊、あとがき(p.333)より。ISBN 978-4-569-76297-5
- ^ @mitsuiraita (2020年7月5日). "父の命日だったので、お寺行ったり、お昼ご飯食べたり、実家に寄って猫と戯れたり。夕方から家族で佐世保に。そう言えば佐世保は、海上自衛官だった父の最後の赴任地でした。海沿いの商業施設の近くには、護衛艦が停泊。あまくさ。タグボート的役割の船の様です。何か平和。そんなこんなで7月5日です。". X(旧Twitter)より2021年4月4日閲覧。
- ^ 佐世保が最後の任地だったという[6]。
- ^ a b “学研出版サイト 商品紹介”. 学研. 2017年11月15日閲覧。
- ^ “佳山明生ベスト~やすらぎ~ / 佳山明生 - 徳間ジャパン”. www.tkma.co.jp. 2019年6月8日閲覧。
- ^ “ROCK in TAKARAZUKA アルバム 宙組 「Young Bloods!!」 ”. ritalbum.blog.shinobi.jp. 2023年4月3日閲覧。
- ^ 村山仁志 (2009年11月10日). “11/10: 実は、小説家デビューしました!”. 長崎放送. 2009年11月11日閲覧。
- ^ “連載小説 午前0時のラジオSAGA”. 佐賀新聞 (2024年10月14日). 2024年10月14日閲覧。
- ^ “メガミ文庫『パラダイスロスト 』”. 学研出版サイト. 2019年6月7日閲覧。
- ^ “午前0時のラジオ局 | 村山仁志著 | 書籍 | PHP研究所”. PHP研究所 / PHP INTERFACE. 2019年6月7日閲覧。
- ^ “長崎放送の現役アナが小説第2巻を刊行-ラジオドラマ化も”. 長崎経済新聞. 2019年6月7日閲覧。
- ^ “星空のオンエア | 村山仁志著 | 書籍 | PHP研究所”. PHP研究所 / PHP INTERFACE. 2023年4月3日閲覧。
- ^ “『書き下ろし短篇「午前0時のラジオ局 ノクターンをもう一度」』”. 午前0時のラジオ局. 2019年6月7日閲覧。
- ^ “「軍艦島1973――僕たちのあの島へ――」”. 月刊J-novel (2016年12月号). (2016-11-15) .
- ^ “長崎放送・村山仁志アナが新作小説「アゲイン」刊行”. 長崎経済新聞. 2019年6月7日閲覧。
- ^ “アゲイン〜私と死神の300日〜|TOブックス”. www.tobooks.jp. 2019年6月7日閲覧。
- ^ “事件記者・星乃さやかの涙 | 村山仁志著 | 書籍 | PHP研究所”. PHP研究所 / PHP INTERFACE. 2019年6月7日閲覧。
- ^ “魔法の声 ~長崎東山手放送局浪漫~ | ことのは文庫 | MICRO MAGAZINE”. ことのは文庫. マイクロマガジン社. 2020年12月20日閲覧。
- ^ “「白銀の輪舞(ロンド)」序章|村山仁志|note”. note(ノート). 2023年4月3日閲覧。
- ^ “「午前0時のラジオ局」番外編<真夜中の訪問者>|村山仁志|note”. note(ノート). 2023年4月3日閲覧。
- ^ “連載小説 午前0時のラジオSAGA”. 佐賀新聞 (2024年10月14日). 2024年10月14日閲覧。
- ^ “長崎放送の現役アナが小説第2巻を刊行-ラジオドラマ化も”. 長崎経済新聞. 2019年6月7日閲覧。
- ^ “長崎放送・村山アナの「午前0時のラジオ局」中国語版を台湾で刊行”. 長崎経済新聞. 2019年6月7日閲覧。
- ^ CrownBookClub Crown (2016-04-18), 【首播】皇冠午夜☆廣播站 I 2019年6月7日閲覧。
- ^ “インターネットラジオステーション<音泉>”. www.onsen.ag. 2019年6月7日閲覧。
- ^ a b “青山二丁目劇場 2017年2月アーカイブス”. 文化放送. 2017年11月17日閲覧。 放送日時は文化放送で放送したときのもの。
- ^ “文化放送でラジオドラマに!”. NBC長崎放送 (2017年2月5日). 2023年4月3日閲覧。
- ^ “NBC創立70周年記念特別企画 AKB48×NBCラジオ3時間スペシャル”. NBC長崎放送 (2022年6月14日). 2023年4月3日閲覧。
- ^ “ROCK in TAKARAZUKA アルバム 宙組 「Young Bloods!!」 ”. ritalbum.blog.shinobi.jp. 2023年4月3日閲覧。
- ^ “舞台『午前0時のラジオ局』公式サイト|公演日程やチケット情報”. midnight-radio.jp. 2023年4月3日閲覧。
- ^ “令和6年度”LiveS BeyondⅡ”第10弾置鮎龍太郎×NBCラジオ佐賀 朗読LIVE「午前0時のラジオSAGA‐前夜‐」を開催します”. 佐賀県 (2024年10月8日). 2024年10月14日閲覧。
- ^ a b c d e ラジオライフ(三才ブックス)2023年3月号 16 - 19頁「村山仁志 interview」より
- ^ その後、地上波はMBS単独制作、BS・CSなどはJ SPORTS制作となり、長崎県大会決勝戦のみの実況を行う。
- ^ “<速報>第55 回ギャラクシー賞入賞作品決定” (PDF). 放送批評懇談会. 2018年6月22日閲覧。
- ^ “お知らせ:長崎放送・村山仁志アナがギャラクシー賞受賞!|日本大学芸術学部放送学科”. www.nua-broadcast.net. 2022年6月21日閲覧。
- ^ “第56回ギャラクシー賞!”. NBC長崎放送 (2019年6月5日). 2019年6月7日閲覧。
- ^ “またまたギャラクシー賞の司会を(=゚ω゚)ノ”. NBC長崎放送 (2022年5月30日). 2022年6月21日閲覧。
- ^ “THE TIME,はInstagramを利用しています:「🌈列島リアルタイム中継📺 【担当🎤NBC長崎放送 村山仁志 アナ】 @nbctv03 \🙋♂️アナウンサー自己紹介/ アナウンサー30年目(NBCテレビ最年長)🎤 普段は主にラジオを担当しているので 情報番組でのテレビ中継は10年ぶりでした📺…」”. Instagram. 2022年6月2日閲覧。
- ^ “二度と出ないだろうと思っていたテレビに、先ほど1年9カ月ぶりに出演しました。”. www.instagram.com. 2022年6月4日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- NBC長崎放送 村山アナのブログ&プロフィール
- NBC長崎放送 ラジオブログ
- 似顔絵アナウンサー 村山仁志の世界 - ウェイバックマシン(2001年4月17日アーカイブ分)
- 三井雷太のブログ
- 村山仁志☆作家業ツイート☆ (@mitsuiraita) - X(旧Twitter)