李頎
唐代の詩人
略歴
編集詩人としての彼
編集李頎の代表的作品に『望秦川』(五言律詩)、『寄韓鵬』(七言絶句)などがある。
望秦川 | |
別業居幽処 | 別業(べつぎょう) 幽処(ゆうしょ)に居る |
到来生隠心 | 到来すれば隠心(いんしん)を生ず |
南山当戸牖 | 南山 戸牖(こよう)に当り |
灃水映園林 | 灃水(ほうすい) 園林(えんりん)に映ず |
屋覆経冬雪 | 屋(おく)は覆わる 冬を経し雪に |
庭昏未夕陰 | 庭は昏(くら)く 未だ夕べならずして陰(かげ)る |
寥寥人境外 | 寥寥(りょうりょう)たり人境(じんきょう)の外 |
閑坐聴春禽 | 閑坐(かんざ)して春禽(しゅんきん)を聴く |
寄韓鵬 | |
為政心閑物自閑 | 政(まつりごと)を為すに心閑(しず)かならば物自ずから閑(しず)かなり |
朝看飛鳥暮飛還 | 朝(あした)に看(み)し飛鳥(ひちょう) 暮れに飛び還る |
寄書河上神明宰 | 書を寄(よ)す 河上(かじょう) 神明の宰(さい) |
羨爾城頭姑射山 | 羨む 爾(なんじ)が城頭の姑射(こや)の山 |