本多政冬

日本の江戸時代前期~中期の武士・歌人。加賀藩年寄本多政長(加賀八家本多氏2代当主)四男で、本多図書家初代当主。若年寄・家老を歴任

本多 政冬 (ほんだ まさふゆ、万治3年(1660年)- 享保13年5月19日1728年6月26日)) は、加賀藩家老、人持組本多図書家初代当主。

父は加賀藩の年寄本多政長。子は本多政恒本多政行本多政昌室、横山隆達室。通称は長五郎、図書。

生涯

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加賀藩年寄・本多政長の四男として生まれる。藩主前田綱紀に仕え、新知3000石を賜る。元禄14年(1701年)父政長の隠居の際に、8000石の加増を受け、知行1万1000石となる。宝永2年(1705年若年寄となる。宝永4年(1707年)家老となる。

享保13年(1728年)5月19日死去。享年69。家督は嫡男の政恒が相続した。末男の政行は、延享5年(1748年)に宗家を相続した。

人物

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父政長や兄政敏と同様に詩歌に巧みな教養人であった。

代表的な和歌

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  • 雨は今朝月にさはらぬ今夜かな(仲秋の作 可観小説より)

参考文献

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  • 『加能郷土辞彙』