木村紺
木村 紺(きむら こん)(1973[1]-)は、日本の漫画家。京都府出身[1]。
木村 紺 | |
---|---|
生誕 |
1973 日本 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 1997年 - |
ジャンル | 青年漫画 |
代表作 |
『神戸在住』 『からん』 |
受賞 |
1997年:アフタヌーン四季賞(冬・四季賞) 2002年:第31回日本漫画家協会賞新人賞 |
経歴・人物
編集1997年、アフタヌーン四季賞冬のコンテストで「木村央志」名義で四季賞を受賞し、デビュー。翌1998年から2006年『月刊アフタヌーン』(講談社)にて、受賞作『神戸在住』を連載。実在する神戸市の町並みや阪神・淡路大震災からの復興を描き、2002年に同作で第31回日本漫画家協会賞新人賞を受賞した。同作内における震災のエピソードは知人の体験を基に物語を描いているが[2]、自身も被災者である[3]。
2007年に『月刊アフタヌーン』で短期連載され、後に『good!アフタヌーン』に移籍し連載中の漫画作品『巨娘』では、焼き鳥チェーン店を舞台に破天荒なコメディを描いた。2008年から2011年まで、『月刊アフタヌーン』にて女子高の柔道部を題材にしたコメディタッチの作品『からん』を連載した。
年齢や性別、本名などのプロフィールはほとんど公開されていなかったが、京都の洛東地域で多感な時期を過ごした[4]、1970年代生まれ[5]、などの記述が散見された。
作風
編集『神戸在住』は主人公の女性によるモノローグを中心にストーリーが進められていく作品で、絵にはベタ塗りやスクリーントーンを使わず、服の色なども全て横に引かれたフリーハンドの線を重ねてその濃淡だけで描き分けられていた。『巨娘』はナレーションによって話が進行し、この作品からトーン、ベタが使われるようになった。『からん』では前2作と比べ写実的な画風になっており、基本的に登場人物のやり取りを中心に話が進む形になっている。