木原 明(きはら あきら、1935年 - 2024年6月22日)は、日本のたたら製鉄職人、元日立製作所プロテリアル安来工場職員。

生涯

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1935年に山口県宇部市で生まれた。高校を卒業したあと、安来市にある現在のプロテリアル安来工場に入社。

1977年にはそれまで途絶えていた「たたら製鉄」の復活に携わり、1986年に国の「選定保存技術保持者」に認定されると、たたら製鉄を行う奥出雲町製鉄所の操業責任者「村下」に就任して、製造した日本刀の材料となる鉄・玉鋼を全国の刀匠に届けてきた。

2004年には「現代の名工」にも選ばれ、「たたら製鉄」を担う後進の育成にも力を入れてきた。

プロテリアル安来工場によると、2024年6月22日、奥出雲町にある病院で死去。88歳没[1]

脚注

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  1. ^ たたら製鉄 「村下」の木原明さん死去|NHK 島根県のニュース”. NHK NEWS WEB (2024年6月24日). 2024年6月27日閲覧。

外部リンク

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